「Ai-ONE」パター6モデルを一気試打!鹿又氏のおすすめの1本は…?

23年連続でツアー使用率1位を記録しているオデッセイ。今度は“AI”で設計した新しいパター「Ai-ONE」シリーズで革命を起こそうとしている。

前回の記事(下記関連記事)で鹿又芳典氏に試打解説してもらうことで、その優れた性能を紹介した。優れた性能だけでなく、オデッセイには世界のトップ選手たちが信頼する「形」がある。それとAIフェースが融合したことでパター革命が起こった!

今回は「Ai-ONE」の様々なモデルを鹿又氏が紹介する。

【関連記事】ミスしても寄る!入る!“AI設計”の最新パターを鹿又芳典が解説

ツアー使用率No.1の「形」とAIフェースの最強コラボ

マスターズ王者が「Ai-ONE」を投入!

AIフェースがどれだけスゴくても、それだけでは画期的なパターとはいえません。2000年以降、23年連続でツアー使用率ナンバー1を誇るオデッセイには、プロが認めた形状、シャフト、グリップのノウハウがあります。

「Ai-ONE」の形状を見るとジョン・ラームが好む「ロッシーS」や上田桃子選手が使っている形状に近い「ダブルワイド DB」。石川遼選手やザンダー・シャウフェレが使うツノ型形状の「#7シリーズ」など、トップ選手が使用する5つの形状があります。AIがパター革命を起こしたというより、トップ選手が信頼する「形」とAI設計の組み合わせが世界ナンバー1のパターをさらに進化させたのです。

「オデッセイには、フェースをスクエアにセットしやすいアライメントや形状を研究してきた歴史があります」

ジョン・ラームは9月のプレーオフやライダーカップで「Ai-ONE ロッシーS」を使っていました。マスターズ王者がシーズン中にパターを変えるのは異例。それだけ、革命的なパターだったのです。

「Ai-ONE」カノマタ試打インプレッション

Ai-ONE  ♯1

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ブレード型でもミスヒットに強い!

形状はオーソドックスなブレード型。ブレード型はミスヒットに対してシビアでしたが、AIフェースの効果で形状の限界を超えてミスに強くなっています。

SPEC●ヘッド素材/ステンレススチール、ポリカーボネート●インサート/Ai-ONE・インサート●ソールウエイト/約15g×2●シャフト/STROKE LAB90●価格/4万6200円

Ai-ONE ダブルワイドDB

大流行の幅広ブレードは安心感がある

今季の女子ツアーで大流行しているソール幅が広めのブレード型。AIフェースによって、とくにヒールヒットしたときのミスに強くなった印象です。

SPEC●ヘッド素材/ステンレススチール、アルミニウムソールプレート、ポリカーボネート●インサート/Ai-ONE・インサート●ソールウエイト/約15g×2●シャフト/STROKE LAB90●価格/4万6200円

Ai-ONE ♯7 CH

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契約外選手にも人気のツノ型!

契約外の選手にも人気で、高慣性モーメントによる直進性とAIフェースによるミスヒットの強さでロングパットの距離感が抜群に合わせやすいのが魅力!

SPEC●ヘッド素材/ステンレススチール、アルミニウムソールプレート、ポリカーボネート●インサート/Ai-ONE・インサート●ソールウエイト/約15g×2●シャフト/STROKE LAB90●価格/4万6200円

Ai-ONE  ♯7 S

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操作性と寛容性を融合したバランス型

ツノ型の形状でショートスラントネックの「♯7 S」は、マレットでも操作性が高いのが特徴。「♯7 CH」よりもイン・トゥ・イン軌道で振りやすい形状です。

SPEC●ヘッド素材/ステンレススチール、アルミニウムソールプレート、ポリカーボネート●インサート/Ai-ONE・インサート●ソールウエイト/約15g×2●シャフト/STROKE LAB90●価格/4万6200円

Ai-ONE ロッシー S

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過去の同モデルよりもあきらかに安定する

今までの「ロッシー S」に比べてあきらかにミスヒットに強く、ボールスピードも「ホワイト・ホット OG」より少し速くて球の転がりがスムーズです。

SPEC●ヘッド素材/ステンレススチール、アルミニウムソールプレート、ポリカーボネート●インサート/Ai-ONE・インサート●ソールウエイト/約15g×2●シャフト/STROKE LAB90●価格/4万6200円

鹿又氏のお気に入りの1本は…?

「私はロッシー Sを買います!」

構えやすさ、アライメント、振りやすさ、やさしさがパーフェクト! 僕が気に入ったのは「ロッシー S」でした!

チタンミルドフェースを採用した「Ai-ONE MILLED」。オデッセイのシンボルだった樹脂インサートとはまったく異なる打感から、鹿又は新しいオデッセイを感じたと語る。

チタンミルドとオデッセイで新しい打感が誕生

「この打感、距離感がとても合わせやすい!」

ステンレスミルドとも異なる高級な打感

アルミニウムと樹脂インサートの「Ai-ONE」は「ホワイト・ホット」に近い打感でありながら、インパクトの音がはっきり聞こえるようになりました。従来のオデッセイよりほんの少ししっかりした手応えです。

一方、チタンミルドインサートの「Ai-ONE MILLED」は、樹脂インサートとはまったく違う打感で、削り出しパターに近い。ただし、ステンレス系の削り出しパターとは違って、チタン素材なのでインパクトがソフトでいい意味で「軽さ」がある。高音でクリアな音が出るので距離感が合わせやすいですね。

とくに驚いたのは「Ai-ONE MILLED TWO T」。2メートル前後の微妙な距離での不安がなくなる。ミスヒットに強くて距離感が合うのでバンバン入ってくれました。

Ai-ONE  MILLED TWO T

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「オーソドックスなブレード形状で高級感がある。今までオデッセイパターを使ったことがない人にもオススメです」

SPEC●ヘッド素材/ステンレススチール、タングステン●インサート/Ai-ONEチタン・インサート●ソールウエイト/約10g×2●シャフト/STROKE LAB 90●価格/6万8200円

「Ai-ONE MILLED」は、ブレード型からマレット型までが11、12月に計8タイプ発売される予定。こちらにも注目してください。

試打・解説=鹿又芳典
●かのまた・よしのり/多くのゴルフメディアで活躍する人気クラブコーディネーター。現役ツアープロのクラブ調整やサポートだけでなく、ジュニアゴルファーの育成にも注力している。

構成=野中真一 
写真=田中宏幸
協力=日神グループ 平川カントリークラブ

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