“カップフェース”って何？ギア賢者に聞くいいFW・UTの選び方！

クラブ選びもゴルフの楽しみのひとつ。でも、選んだクラブが合わなかったら楽しくないし、スコアもよくならない。

１セット・14本、すべてのクラブを悩まず、絶対に後悔しない選び方をギアのご意見番たちが明答！そのクラブの見方や感じ方に、必ず「そうなの⁉」と驚いたり「へ～」と関心するはずだ。

【FW・UT選びのQ＆A】カップフェースって何？チタンヘッドってやっぱりいいの？

FWにUT、最近ではドライバーやアイアンでも「カップフェース」構造を採用するヘッドが増えている。その効果とは？

カーボンクラウンだけでなく、ボディとフェースがチタンのFW・UTが増えている。値段が高くなるが、そのぶんの価値はある？

チタンもカップフェースもすごく優位性があります。比重の軽いチタンは余剰重量をコントロールしやすく、カップフェースは構造上、左右や下へのオフセンターに強くなります（鹿又）

A.チタンはフェースを薄く作れるので、打感に爽快感があり、ボール初速が上がる。カップフェースと聞くと「開発や設計の技術力がある」と感じます。値段が高いなりの効果はあると思ってOKです。

ロマロといえば、初代の「Ray」から採用している”カップフェースのリーダー的存在”です。フェースがたわんで球を強く押し出すインパクトは、フィーリング面や飛ぶ球からも感じられることから多くのプロも使用しています。

そのノウハウを活かし、進化させた「Ballista BR08」のFWとUTは、高初速、高慣性モーメントだけでなく、低スピン化による球の上がりにくさまで解消。

あくなき追求心がカップフェースの接着の仕方、ソールのスリットは番手ごとに幅や深さのテストを繰り返して最適を作り出しています。FW、UTが苦手な人に、本気でオススメできる逸品です（鹿又）

いかがでしたか？　FW・UT選びに悩んだときはぜひ参考にしてみてくださいね。

鹿又芳典
●かのまた・よしのり／小誌で20年近くギア企画を連載するクラブコーディネーター。大手メーカーから地クラブ系まで、年間1000本以上のクラブを試打している。

石井良介
●いしい・りょうすけ／PGAティーチングプロ資格をもつプロゴルファーだが、クラブへの斬新なコメントが好評を得ており、さまざまなメディアに出演する試打職人。

今田駿作
●いまだ・しゅんさく／超がつくゴルフマニアで、新旧クラブの知識が豊富。クラブ収集家としての一面もあり、自宅には１万本を超えるクラブと工房をもっている。

写真=相田克己、田中宏幸
協力=日神グループ平川CC

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