女子プロが愛用!人気カスタムシャフトをプロがガチ試打してみた

シャフトの進化は著しく「新時代のモデル」といわれる逸品が誕生している。飛距離や安定性など、弾道だけでなくスイングまでレベルアップする最新シャフトを紹介しよう!

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ロートルクで叩ける飛び系中元調子
UST Mamiya LIN-Q BLUE EX

UST Mamiya LIN-Q BLUE EX リンク ブルー EX
●モデル(フレックス)/5(R、SR、S、SX、X)、6(SR、S、SX、X)、7(S、X)●重量/58〜79g●トルク(5・S)/3.4度●長さ/1168mm・46インチ●調子/中元調子●価格/5万5000円

高弾性素材を採用して厚いインパクトを生み出す

今季、新ブランドとして誕生した「LIN-Q BLUE EX」は、アスリートが求める操作性や剛性感を備えたプレミアムな中元調子シャフト。炭素繊維にナノアロイ技術適用樹脂システムを配合した「Q・Ply Core」をUSTマミヤ独自のノウハウで効率よく組み合わせ、最新技術のトレカT1100Gをフルレングスで使用し、さらに先端にトレカM40Xを配置。切り返しでは安定感のあるタメを作り、厚いインパクトでの押し感を得ることができるため、ヘッドスピードが速い人がしっかり叩けるシャフトに仕上がっている。

「LIN-Q」は、ハードヒッターや中上級者が安心して扱える強さと安定感をもつモデル。JLPGAツアーでは、リ・ハナ選手が使用してツアー初優勝し、その性能の高さを早くも証明している。

試打impression
意志を伝えやすい剛性感と低トルク

試打モデル
LIN-Q BLUE EX 5(S)・ドライバー

中元調子らしい安定した挙動で、切り返しから手元寄りがしなり、どこかが極端に加速することなくプレーヤーの動きに連動するように、最適な順序でしなり戻ってくれます。50g台だと少しヘッドスピードを落とした43m/秒前後でもスピード感を味わえます。

高弾性素材らしい反応のよさがあり、低トルクと相まって自分の意志を伝えやすい。先端部は強靭で、厚みのあるインパクトで打感がよくなるのも感じられます。弾道はやや低く、左へのミスも抑制してくれますね。

クセの無さを追求した究極の中調子シャフト
UST Mamiya The ATTAS V2

UST Mamiya The ATTAS V2 ジ・アッタス V2
●モデル(フレックス)/4(R、SR、S、X)、5(R、SR、S、SX、X)、6(SR、S、SX、X)、7(S、X)●重量/47〜76g●トルク(5・S)/4.2度●長さ/1168mm・46インチ●調子/中調子●価格/4万4000円

国内女子ツアーで数々の勝利に貢献

2018年に発売され、現在もツアーに愛用者が多い「The ATTAS」。そのフィーリングを継承しつつ、高弾性素材をふんだんに使用して生まれたのが「The ATTAS V2」だ。2023年にはJLPGAツアーのメジャー大会で勝利し、大いに注目されている。

先端部に4軸カーボンシートと高弾性・高強度の「トレカM40X」を採用することで、インパクトでの挙動の安定と心地よい打感を実現。高めの先端剛性と低トルク化によって、ヘッドのブレを抑える効果を高めた。

そして何といっても名器「The ATTAS」を踏襲した、クセのないニュートラルな剛性分布が特徴。直進安定性と切れのある振り心地をもち、プロからアベレージ層まで幅広く対応できる究極の中調子シャフトだ。

試打impression
加速感が心地よい群を抜く振りやすさ

試打モデル
The ATTAS V2 5(S)・ドライバー

素直な中調子系シャフトですが、高弾性素材の影響からか、インパクト前後でシャフトが加速する感じが味わえます。タメの強い人はしなり戻って、アーリーリリース気味の人は切り返しでタメを作りやすい、ハードヒッター寄りの「LIN-Q BLUE EX」と比較して、より幅広い層にマッチするモデルです。

シャフトのしなりが素直にスイングに連動してくれるため、結果がまとまりやすく直進安定性の向上が期待できます。

●商品の問い合わせ/UST Mamiya Japan ☎03-6272-9801 ustmamiya.co.jp

いかがでしたか? シャフト選びの参考にしてください。

解説・試打=市原建彦

●いちはら・たつひこ/1978年生まれ、神奈川県出身。06年「アサヒ緑健よみうり」でツアー初優勝。現在はレッスン活動とともに、ミニトーナメント「FJツアー」を主宰。187センチの体格を活かした豪快なショットが持ち味。

構成=コヤマカズヒロ
写真=小林司
協力=船橋カントリー倶楽部

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