アイアンの“ダフリ”を無くすには…?「普段の6、7割くらいまで…」と解説

アイアンが苦手でダフリやトップが出てしまう人は、飛ばそうとして力感が強すぎるケースが多いですね。とくに「何番で何ヤード」という自分の飛距離にとらわれてしまうと、そういったミスが起こりやすくなります。

そんなときの対処法を柳橋章徳コーチが解説してくれます。

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アイアンのミスは振りすぎが元凶

クラブが立つフィニッシュ
胸は目標を向くまで回す

アイアンが不調なら、力感を普段の6、7割くらいまで落として、スリークォータースイングの練習をしましょう。5、6球打って、だいたい狙ったところに運べる力感を見つけてください。そして、その番手のそのスイングで何ヤード飛んだかをチェックして、ラウンドの日もその距離感でプレーすれば大きなミスは出にくくなります。

また、傾斜地が苦手という人は、足の裏が滑らない範囲の、ベタ足気味のスイングを練習して土台を安定させてください。このときもFW同様、腹圧を入れたままスイングする感覚が重要ですよ。

大きな体重移動や振りすぎはNG

「この番手はこの距離」という決めつけのせいで振りすぎたり、体重移動が過剰になっている人は多い

スリークォーターで何ヤード飛んだか結果をチェック!

手元が肩から肩くらいの振り幅で、両肩と手元でできる三角形を維持できる範囲で振る。それで何ヤード飛んだかを基準にプレーしよう

傾斜対策 土台をしっかりさせてお腹を締めて振る

足の裏が滑ってツマ先の向きが変わらないようにスイング

傾斜地が苦手な人は、下半身がグラついてスイングの土台が暴れすぎているケースが多い。フィニッシュで足の裏が大きくめくれたり、ツマ先の向きが変わらないように、狭めのスタンスでベタ足気味になるコンパクトに振る練習をしよう。

息を吐き切ってから始動する。この場合も「腹圧」の入った状態で振ることが大事。息を吐き切ってお腹を締めてから始動する

いかがでしたか? アイアンのミスを防ぐためにも、柳橋コーチのアドバイスを意識してみましょう。

レッスン=柳橋章徳

●やぎはし・あきのり/1985年生まれ、茨城県出身。2023年6月より稲見萌寧とコーチ契約を結び、1年3カ月ぶりの復活優勝に貢献したツアープロコーチ。自身のYouTubeチャンネル「BREAKTHROUGHGOLF」でも上達できる斬新な情報を発信中。

構成=鈴木康介
写真=田中宏幸
協力=取手国際ゴルフ倶楽部

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