ボールではなく“芝を見る”?ストロークが安定する秘訣をプロコーチが伝授!

「パットがうまい人はメンタルも強い」といわれるが、大ベテランのティーチングプロ上田栄民は、その定説に異論を唱える。「技術もそうですが、メンタルもイメージあってこそ。単にメンタルといってもそこにはさまざまな思考が絡み合うため『ゴルフ版ゲシュタルト崩壊』が起こりやすいのです」。

聞けば簡単、想像するだけなら誰でもできる!パットがすぐに上達するイメージのつくり方をレクチャーする。

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頭のブレを完璧に防げる!
“ボールの下の芝”を射抜く目線でストローク

インパクトで顔が早くカップを向いて頭が上がる。頭が上がらなくてもインパクトのときに目線が構えたときの向きからズレている人は、9割はいるといっても過言ではありません。ヘッドの動きやボールの行方に気を奪われてしまうのが原因ですが、これもイメージのもち方で防げます。

構えるときはボールを直視しますが、ボールではなくその下の芝を見るイメージにしてみましょう。ストローク中もボールの下の芝を見たまま打つと、ボールの下の芝が残像となってぼんやりと黒っぽい円が見えるはずです。私はこれを「ブラックポイント」と呼んでいて、多くのアマチュアに教えています。この効果は絶大で、目線を釘付けにできる。頭や顔が上がるクセも簡単に直ります。

アドレスやストローク中はボールを直視しない。ボールの下の芝を見続けるイメージをもつと視線を釘付けにできる(画像右)

ボールの下の芝を見て打つとボールの残像として黒っぽい円が見える。頭が動いたり目線が泳ぐ人はこれが見えない(画像左)

ボールの下の芝を見るのは、ボールの場所を「視線で射抜く」イメージ。打点がズレてしまう大きな原因となる頭や視線のブレ(×)を防げるので、芯に当たりやすくなる(〇)

いかがでしたか? 目線を意識してパット時の頭のブレを防ぎましょう。

レッスン=上田栄民
●うえだ・えいみん/1964年生まれ、東京都出身。JPGA公認A級ティーチングプロ。19年にJPGAティーチングアワード最優秀賞受賞。「エイミンゴルフアカデミー」を主宰し、多摩センター校など7つのスクールを運営。プロの指導のほか、これまで1万人を超えるアマチュアをレッスン。

構成=三代 崇
写真=高橋淳司
協力=八王子カントリークラブ

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