飛距離をアップさせるには?大きなタメと右足の蹴りで飛ばす!

体が硬くて思いどおりに動けない。年を重ねて柔軟性が落ちて、飛距離も落ちてきた。そんな人たちにマネてほしいのが、ベテラン選手のスイング。

40代後半からマイナーチェンジしたプロのスイングは、飛距離を大きく伸ばすポイントが満載だ!

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タメを最大限に活かしてパワー不足を補う

横尾選手のバックスイングは、腕の回旋を抑えて大きなスイングアークを描きます。ここまでは伊澤選手と似ていますが、切り返しからのタメが大きく、クラブが背中から下りてくるように動いています(⑤)。こうするとクラブをインサイドから下ろしやすくなる。

さらに⑥で、胸をボールよりも右に向けているので、腕の振りが鋭くなってボールのつかまりが飛躍的によくなります。

インパクトでは右足を一気に蹴り上げていますが、これは下半身の回転速度を上げるテクニック(⑦)。アマチュアは大きなタメが作れてもインパクト前に体とフェースが開いてしまいがちですが、下半身を高速ターンさせれば、ヘッドが走って振り遅れを防げます。

タメを作った手首をリリースさせるタイミングが取りづらい人は、バックスイングでフェースを閉じ気味に振り上げ、ダウンスイングでは開いて振り下ろす。そして、インパクトからフォローにかけては開いたフェースをまた閉じる。こうやってフェースの開閉を使うと、手首をリリースする動きとタイミングがつかみやすくなります。

手首の柔軟性を利用するのも、アラフィフやシニア世代の飛ばしテク。年を重ねても動きやすいリストワークを使って飛ばしてください。

Point体の開きを抑えて胸をボールよりも右を向けるとヘッドが走り、つかまりもよくなる(⑦)
Point右足を蹴り上げ下半身の回転速度を上げると振り遅れを防げる(⑦)

いかがでしたか? タメを最大限に活かしましょう!

横尾要
●よこお・かなめ/1972年生まれ、東京都出身。176cm、75kg。98年のアコムインターナショナルで初優勝。01年には米ツアー参戦し、シードを獲得。02年にはフェニックスオープンで2位に入った。国内ツアーでは通算5勝をあげている。フリー。

解説=樋村隆二
●ひむら・りゅうじ/1976年生まれ。エースゴルフクラブ千葉のチーフインストラクター。プロのスイング研究に余念がない。それをアマチュアに合わせて教えるレッスンに定評があり、ほとんどの生徒がベストスコアを更新している。

写真=相田克己
取材=千葉オープン

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