
3Wを打ちこなすには?ポイントは「グリップエンドの向き」
クラブが長く、ロフトが立っている3Wは、アマチュアにとっていちばん難しいクラブの1つ。でも、ヘッドを走らせるコツさえつかめば意外に誰でも簡単に打ちこなせるという。
これで苦手だった3Wも「戦力化」できるぞ!
グリップの向きを積極的に変える意識をもつ

3Wの難しさの最大の原因は、ロフトが立っているせいで球が高く上がりにくく、つかまりにくいことにあります。そのため3Wを打ちこなすには、ある程度のヘッドスピードが必要なのです。
とはいえ、3Wは女子プロでも使いこなせるクラブですから、男子プロのようなすごいパワーが必要なわけではなく、一般男性ならちょっとしたコツで必要なスピードを簡単に出すことができます。
そのコツとは、インパクト前後で手元にブレーキをかけること。手元が減速すれば結果的にヘッドが走り、リキんで強振しなくてもヘッドスピードが上がるのです。
ポイントはグリップエンドの向きです。グリップエンドをインパクト前後でクルッと方向転換させるようにスイングすることで、手元が流れることなく適度に減速し、ヘッドが走るようになります。



とくに意識したいのはフォロー。スイング中、できるだけ早いタイミングで、グリップエンドをターゲット方向に向ける意識をもつのがポイント

もう1つのポイントはフォローでシャフトを立てるように振っていくこと。ヘッドを走らせても引っかけずに球がつかまってくれる
いかがでしたか? グリップエンドを動かしましょう!

レッスン=今田将星●いまだ・しょうせい/1986年生まれ、熊本県出身。坂田塾でゴルフを学び、大学卒業後ミュージシャンとして活動した後、再びゴルフの道へ戻り指導者へ。「Golf Academy Five elements」でレッスンを行なう。
構成=鈴木康介
写真=田中宏幸
協力=日神グループ平川CC