女子プロの“体のタトゥー”を大公開!その深〜い意味とは?

女子ゴルフ界で人気も実力も実績もトップクラスのリディア・コ。彼女の体をよ~ く見ると、あちこちにタトゥーが入っている。その意味に突撃!

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レジェントならではの名作リディア・コのタトゥーコレクション

リディア・コ
●1997年生まれ、韓国出身、ニュージーランド国籍。2024年パリ五輪で金メダルを獲得。海外メジャー3勝。今年も2月のHSBC女子世界選手権で優勝し、米女子ツアー通算23勝。LPGA殿堂入りも決めている若きレジェンドゴルファー。

今年の4月28日に28歳の誕生日を迎えるリディア・コ。14歳からビッグトーナメントを制し、15年近く第一線で活躍。ゴルフも天才的だが、インタビューでのコメントも上手で考えもしっかりとしている才女。そのため「まだ28歳なの!?」と思ったりもするが、今回の取材は〝若さ〞を感じるものになった。

この写真を見てほしい。このタトゥーはリディアの〝最新作〞。右ワキ腹あたりと際どい位置にあるためコースでの撮影は難しいということで、写真は特別に本人から提供してもらった(ありがとう!リディア!)。2016年のリオ五輪では銀メダル、2020年の東京五輪(※開催は21年)では銅メダル、そして、昨年のパリ五輪では金メダルをゲットして、金・銀・銅3つのメダルを全制覇した唯一のゴルファーとなった。

これを記念して最新のタトゥーは、左からリオのキリスト像、富士山、エッフェル塔と、各開催都市のアイコンを刻んだ。しかも、ひと筆書きで描かれており、デザインもハイセンス。リディアは、ほかにもたくさんのタトゥーを施している。有名なのは、右手首に刻まれたローマ数字。【2014年4月27日】を示しているのだが、この日はリディアが「スインギングスカーツLPGAクラシック」でプロとして初優勝をした日付だ。

会場はサンフランシスコ郊外のレイクメルセッドGCで、この優勝を縁にリディアは同コースのメンバーとなっている。左手首には、十字架を模したデザインを入れていて(写真左)、敬虔なクリスチャンのリディアらしい一面を示す。また、左手首の外側には小さなハートマークがふたつある(写真右)。こちらはストレートに、ハート(やさしい心)を表現しているそうだ。

よく目立つのが右上腕(写真左)と、左上腕(写真右)のタトゥーで、右上腕の花のようなタトゥーは2016年にニュージーランドを代表してリオ五輪に出場したことを記念し、2019年に入れたもの。このころから、リディアはオリンピックと縁深くなっていったのかもしれない。

左上腕は韓国語で、その意味をリディアに尋ねると「これは、姉が書いた手書きの文字をそのままタトゥーにしてもらったもの。意味は、You have done it, you are doing it,and you’ll do it(すでに成し遂げ、今も成し遂げており、これからも成し遂げる)です」。

身内の手書きの言葉をそのままタトゥーにするのは、家族が仲の良い証拠だろう。ところで、せっかく〝成し遂げた〞証の五輪のタトゥーの位置がかなり目立たない場所だったのが気になったので、理由を聞いてみると「タトゥーを入れるいい場所が、ここ以外にもうなかったの(笑)」とのこと。とはいえ、ファッションの一部として刻んでいるであろうリディアのタトゥーコレクションは、20代のうちにまだまだ増えていきそうだ。

いかがでしたか? 家族の言葉を糧に活躍を続ける彼女は、とても素敵ですね。

フォトグラファー 田辺安啓(通称JJ)
●たなべ・やすひろ/1972年生まれ、福井県出身。ニューヨーク在住。ウェストバージニア大学卒業後、ゴルフコース、テレビ局勤務を経験し、ゴルフを専門とするフォトグラファーに転身。ツアーのみならず、コースやゴルフ業界全般に関わる取材も行なっている。

取材・写真=田辺安啓 
TEXT & PHOTO Yasuhiro JJ TANABE

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