原英莉花のドライバースイングを解説!女子プロが教えます 

6月に開幕戦が行われた女子ツアー。

久しぶりに女子プロのスイングを見たが、相変わらず飛ぶし、曲がらない。

「どうしてあんなに簡単に打てるの?」

ツアープロからティーチングプロに転身した中村香織コーチに聞いてみた!

飛距離や方向性をよくするテクニックを教えます!

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背が高く、トップも高い原英莉花は“丸めた背中”と“右側インパクト”で飛ばす!

Point アドレスでの背中は反りすぎず丸めすぎずの自然体で。
Point 背中が丸まった状態でインパクトを迎えている。

下半身の先行でヘッドスピードをげる!

飛ばし屋の原選手の飛距離アップのポイントは、体の右側でのインパクトにあります。❻を見ると、腰がしっかり回って目標方向に向いた状態でボールにヒットしていますよね。これは下半身先行のスイングができている証拠。下半身主体で振り下ろし、上半身は後からついてくるようなスイングなので、右サイドでインパクトしているように見えます。こうするとヘッドスピードも向上。また、フェースと右の手のひらの面をそろえやすいので、方向性もよくなります。

ダウンスイングで下半身を先行させるには、背中を丸めることが大切です。原選手は背が高いので、とくに丸まって見えます。アドレス(❶)から自然な感じで背中に丸まりがあり、反ってはいません。その丸まりをインパクトまでキープすると、腰が回転しやすくなります。

アマチュアはアドレスで反りすぎてしまっていたり、インパクトまでに上体が起き上がってしまう人が多いですが、そういう人はクラブを遅らせるイメージで振り下ろしてもOK。重い物を引っぱるときは、体が起きている状態よりも丸めて引っぱったほうが力が入りますよね。このときの体の使い方をイメージしてください。

原英莉花
●はら・えりか/1999年生まれ、神奈川県出身。173cm。6月に行われた開幕戦のアース・モンダミンカップでは5位タイに入る。19年のドライビングディスタンスは4位と女子プロ界きっての飛ばし屋。日本通運所属。


解説=中村香織
●なかむら・かおり/1986年生まれ、京都府出身。15年にステップアップツアーで2勝を挙げるが、その年末に惜しまれつつもツアー競技から撤退。現在は東京・五反田にあるEAST GOLF SCHOOLでティーチングプロとして活動している。

写真=中野義昌、相田克己、高橋淳司

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