バンスを使える打ち方はどっち…?アプローチの打ち方を岩男プロが解説

近ごろ、プロモデルの顔や形状でやさしいアイアンが増えている。それはウエッジも同じで「正統派でミスに強い」やさしく寄せられるモデルが多数登場! そんなウエッジたちを、自身もオリジナルモデルを開発する岩男健一プロが試打インプレッション。さらに、もっとうまく使いこなせるレッスンも教えてくれた。

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ヘッドの返し方が違う

もっとも大事なのは「ヘッドを返しながら打つ」ことなのですが、ここでのカン違いがダフリのもと。ヘッドは体の回転に沿って自然に返るのが正しく、腕や手首を回して返すのはNGです。正解の打ち方を実践するのはとても簡単で、胸を回しながら打てばいい。

それによって入射角が鋭角にならないし、ヘッドの入り方も安定する。ソールが地面に触れたあとにヘッドが前(目標方向)へとスムーズに出ていくので、ヘッドの抜けもよくなります。

〇胸を回して返すのが正解! ×腕や手首を回すと突っかかる

イメージ

意図的にフェースを開閉するのではなく(×)、胸を回した体のターンでヘッドを返す(○)

飛球線側から

体の回転に沿ってクラブが動くので、ヘッドはつねに胸の前にある(〇)。手先でヘッドを動かすとクラブが体の前から外れてしまう(×)

正面から

体の回転だけでもヘッドはきちんと返っていく(〇)。手先を使って返す打ち方(×)と比べて、ヘッドが突っかからず前に出るので抜けがよくなる

いかがでしたか? 「胸を回して打つ」ことを意識して、練習してみてください!

試打・レッスン=岩男健一
●いわお・けんいち/1987年生まれ、和歌山県出身。07年にプロ入りし、ツアーに参戦中。ギアの知識も豊富で、その模様やレッスン、さまざまな実験を配信するYouTubeチャンネル「わっほーまっちゃんの日常」が大人気。フリー。

写真=相田克己
協力=太平洋クラブ 成田コース

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