
“再現性の高いスイング”の作り方は?海外プロが実践するメソッドを解説
多くの海外コーチのメソッドを現地で直接指導を受けてきた吉田洋一郎がその概要をアマチュアにもわかりやすく解説。
連載の第57回目は、南アフリカ出身のスイングコーチジェイミー・ゴーのメソッドを紹介する。
【Step1】意識的にコックを作って視認しながらスイング

バックスイングのコック量をチェック!
ハーフウェイバックで腕が地面と水平、クラブが垂直になる形を作って視認してからダウンスイング。慣れてきたら同じ形からトップまで振り上げてスイングしてみよう。

腕が水平、クラブが垂直な形を目で確認したら、切り返してダウンスイングへ。

上の形ができるようになったらトップまで振り上げて、本来の大きさのスイングで振る。
【Step2】振り幅を変えずにスピードを変えて距離を打ち分ける

腕と体を同調させ、スイングスピードをコントロールする練習。フルショットする一定の振り幅で、スイングスピードのみを変えて40、60、80、100%の飛距離を打ち分けてみよう。


腕だけでクラブを動かさない(×)。腕と体の回転を同調させるのがポイント。
【Step3】スムーズに始動できる「トリガー」を見つける

スイングの再現性を高めるには、自分なりの始動のトリガー(きっかけ)を見つけることが大事。下のようなさまざまなタイプがあるので、自分に合うものを見つけよう。



いかがでしたか? ジェイミー・ゴーのメソッドをぜひ試してみてください!

解説・レッスン=吉田洋一郎
●よしだ・ひろいちろう/1978年生まれ、北海道出身。スイング研究に強い情熱を燃やし、海外で直接有名コーチのメソッドを学び知識を広げる。日本ゴルフスイング研究所主宰。

リー・ハオトン
1995年生まれ。中国出身。PGAツアーチャイナからウェブドットコムツアーを経て、欧州ツアーを主戦場に。欧州では通算2勝をあげている。

ジェイミー・ゴー
南アフリカ出身のスイングコーチで、欧州ツアーを中心に活動している。リーのほかに、ベテラン選手のミゲル・アンヘル・ヒメネスなどの指導歴をもつ。
構成=鈴木康介
写真=中野義昌、Getty images
協力=取手桜が丘ゴルフクラブ(アコーディア・ゴルフ)
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