旨味の強い奥久慈軍鶏を絶妙な火入れ加減で

うまい酒に旨い肴。おまけにゴルフの話で落ち着いた楽しみ方ができる焼鳥屋を紹介しましょう。

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旨味の強い奥久慈軍鶏を絶妙な火入れ加減で
バードランド東京・銀座

コース料理より串焼きの一例/左からわさび焼き、皮、つくね、九条ネギのねぎま、千寿ネギのねぎま。コースは9680円、1万1880円、1万4080円(いずれも税込)の3種。つくねは胸肉ともも肉をミンチにして一度冷やし、丸めて再び冷やすという工程を経ることで、つなぎは使っていない。皮は首の皮と肉を交互に、九条ネギのねぎまは胸肉と手羽元を使うなど、ひとひねり効いている

美食家であれば、焼鳥屋でバードランドの名を知らぬ者はいないだろう。バブル期といえども、地鶏の奥久慈軍鶏の焼鳥を食べられる店は珍しかった。店主の和田利弘さんは、1987年、阿佐ヶ谷北に7坪の店をオープン。95年に南口で店舗を拡大。日本でもっとも有名な鮨職人である小野二郎さんの口添えで、01年9月、銀座のすきやばし次郎の隣に移転した。

B1の銀座の店内は、カウンターに近づいても焼鳥屋特有の煙の匂いはしない。炭の燃え方にまで気を配ると、排気の流れに行き着く。こうしたこだわりは当然食材にも表れる。当初より自身の出身地である茨城の奥久慈軍鶏を扱っており、朝から丸鶏をさばいて、昼過ぎから夕方まで串を刺している。脂肪分の少ない肉質と弾力のある食感、そして備長炭による絶妙な火入れ具合は感動ものだ。

「普通は100円で仕入れたものを300円で売るけれども、同じ儲けなら僕は300円で仕入れて500円で売るんです」 和田さんは焼鳥の概念を大きく変え、日本食の代名詞となる礎を築いた。そして、多くの弟子が、その理念を継承している。

所東京都中央区銀座4-2-15 塚本素山ビルB1
営17:00〜21:30
休日曜、月曜、祝日
☎ 03-5250-1081

今月のゴルフ好き店主 和田利弘さん

人形町きく家の親方である志賀真二さんと親交があり、「ゴルフクラブをもらったんだって」で連れて行かれたのが始まり。53 歳にしてコース初デビュー。料理人仲間や日本酒の蔵元とのつながりが深く、現在は首都圏周辺の彼らのメンバーコースを中心にラウンド中

いかがでしたか? 銀座に行った際には、ぜひ「バードランド東京・銀座」へ足を運んでみてください。

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