「10ヤードずつ飛距離を落とす」練習法が正解!UTのコツを解説

ほかの番手と比べて練習量が少ないこともFW・UTがうまくならない原因だが、日下部プロ推奨のドリルなら、少ない球数でもレベルアップできる!

【関連記事】竹村真琴、“初の写真集”が発売!

【打ち方】コンパクト&コントロール8割スイングなりの出力100で振る!

コンパクトにしたスイングに対しての正しい力感をつかむ練習法。10ヤードずつ下げて、3段階の飛距離を打つが、どの距離も振り幅と出力(力感)が合っていれば、アプローチのようにきちんと飛距離を打ち分けられる

UTはFWよりもクラブが短くなるぶん、タテヨコの精度を上げてグリーンをキャッチしたいからクラブのコントロール力を上げる。そのためにはコンパクトスイングが不可欠で、これはフルスイングをしないウエッジでのアプローチによく似ています。

コンパクトスイングで注意したいのは「小さくした振り幅なりの100%の力感で打つ」こと。8割に下げたのにリキみまくって出力120%で打つのはダメ。力感まで下げてしまうのもNGです。

1番いい力感を見つけるための練習法は、最大スイングの飛距離からマイナス10ヤードずつ落としていく、です。コンパクトにした振り幅に対して「このくらいの力感で打つとミートできる、距離感も合う」というのがわかります。

この練習法も飛距離をコントロールするウエッジと同じですよね。やはり、UTは「ウエッジ感覚」がオススメです!

スイング8割で力感120%は「リキみ」、スイング8割で力感も80%は「ゆるみ」になってしまう

左サイドを縮めてフィニッシュ

上達のための生命線ともいえる「左サイドを低くする」は、オーバーアクションで体にしみ込ませましょう。左サイドをインパクトでもフォローでも低く。おまけにフィニッシュでも左ヒザを曲げたまま左肩を低いポジションに収める、かがんだような形を作ってください。

ドライバーをローティーで打つ

上体が浮く→クラブをキャストする→アッパーブローで打つスイングは、ドライバーを高いティーアップで打つのが得意。しかし、これはFW・UTには不向きなスイング。低くティーアップしたボールを打つ練習で「地ベタからうまく打つ」軌道や入射角を強化しましょう。

パンチショットで地面をタッチ

FWもUTも大なり小なりヘッドは地面に触れます。触れない打ち方はNGなので「地面(マット)をきちんと叩く」をパンチショットで習得。ハンドファーストでヘッドを低く振り抜いていくのがポイントで、コンパクトなスイングと入射角のコントロールもマスターできます。

いかがでしたか? 練習法を参考にして、スイングの上達を目指しましょう!

日下部光隆
●くさかべ・みつたか/1968年生まれ、神奈川県出身。173cm、76kg。レギュラーツアー通算3勝。WASS ゴルフスタジオ(東京都世田谷区)でのアマチュアレッスンのほか、50歳を過ぎてからはシニアツアーにも参戦中。

写真=竹田誉之、田中宏幸 
協力=日神グループ 平川CC、WASS ゴルフスタジオ

【あわせて読みたい】

菅沼菜々、初の写真集発売!詳細は公式LINEにて告知

「7番アイアンで200ヤードも飛ぶ」ってマジ!?“飛距離”に特化したアイアン4選

7番ウッドを選ぶ時の「4つのポイント」!最新15モデルを試打解説

関連記事一覧