とにかく振りやすい!ツアーの新定番になるシャフトはこのモデル

2025年はドライバーもアイアンも話題作が目白押し。ところが、買ったニュークラブがイマイチ合わない……。だからといって、買い替えるのはちょっと待った!

シャフトを替えれば、振りやすさも弾道も生まれ変わる。思った以上によくなる期待までもてる。リシャフトして使ってほしいオススメの最新6モデルを紹介しよう!

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カーボンとスチールのいいとこ取り!
とにかく振りやすい名器

かつて女子ツアーで大流行した「MCI」が、13年振りにリニューアルしました。第一印象としては「とにかく振りやすい!」。50g台から100g台までの重さを打ち比べましたが、打ち終わったあと「もやっぱり振りやすい!!」という試打感でした。前作同様にスチールシャフトの安定感と振りやすさに、カーボンシャフトのやさしさと飛距離を融合しています。

13年前の「MCI」と異なる点は先端部分のしなりです。新しい「MCI」は手元の硬さを抑えつつ、先端の剛性を少しだけ下げたことによりインパクトロフトがついて、スピンが入りやすくなった。そのうえで中間部をしなりやすくしているので、何度もいいますが振りやすい!

最近のアイアンは、ストロングロフト化されているので新「MCI」のようなスピンが入るカーボンシャフトとの相性は抜群にいい。今年後半の女子ツアーで、大ブームになりそうな予感がします。

真ん中がゆっくりしなるからタイミングが合わせやすい!

「スピンが入りつつ、打ち出しが高いのでグリーンで止まる。タイミングのとりやすさも大きな魅力です!」

前作の「MCI」の象徴でもあった MCT(メタル・コンポジット・テクノロジー)を継承。シャフトの重心位置を調整することで振り感が向上

藤倉コンポジット】New MCI

SPEC
●モデル名(フレックス)/MCI50(R、S)、MCI60(R、S)、MCI70(R、S)、MCI80(R、S)、MCI90(R、S)、MCI100(R、S)
●重量/75g(MCI70・S) ●長さ/39〜35.5インチ
●トルク/2.4度(MCI70・S) ●中調子
●価格/1万1000円

スチールシャフトの新定番になる!
欧州ツアー選手のリクエストに応えた逸品

6本目のモーダスとして誕生したN・S・プロモーダス3ツアー110(以下・110)。モーダスシリーズは「120」「130」「125」「105」「115」の順番で発売されましたが、末尾「0」のシリーズはそれぞれ特徴のあるモデル。末尾「5」のシリーズは、クセのない挙動でヘッドが走りやすい個性をもっています。

「110」はというと「0」シリーズと「5」シリーズの両方のよさを感じます。振り感はすごくオーソドックスですが、弾道としては適正スピンで吹け上がりを抑えてくれるという明確な個性がある。これは欧州ツアーの選手のリクエストを反映したそうで、先端はかなりしっかりしています。

今、ドライバーでは先端剛性が高いシャフトが流行っていますが、そういうシャフトと相性もよくてドライバーとアイアンの振り感がそろってくる。今後のスチールシャフトの新スタンダードになりそうな1本です。

軟鉄鍛造のツアーモデルにも低重心のポケキャビにも合います。

アスリートモデルの軟鉄鍛造ヘッドにも、飛び系のポケキャビにもマッチするしなり方をするフトコロの広いシャフトです。

同シリーズ初のバランスポイント49%を実現。重心がセンターより先端側になることで、軽量でも安定感が増した。

日本シャフト】N.S.PROMODUS³TOUR110

SPEC
●フレックス・重量/R・105g、S・110g、X・115g
●長さ/41~37インチ(#2〜#W) ●元調子
●オープン価格(編集部調べ:1本・5500円)

いかがでしたか? 藤倉コンポジット、日本シャフトのシャフトをぜひ試してみてくださいね!


試打・解説=鹿又芳典
●かのまた・よしのり/多くのゴルフメディアで活躍する人気クラブコーディネーター。現役ツアープロのクラブ調整やサポートだけでなく、ジュニアゴルファーの育成にも注力している。

構成=野中真一
編集部 写真=田中宏幸
協力=ジャパンゴルフスクール

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