ツアー1勝・男子プロがスイングを自己分析!「グリップを変えて…」

プロがスイングの際に、どこを意識して振っているのか気になりますよね。そこで今回は、2018年にツアー初優勝後から、多くの大会で好成績を残す出水田プロにご自身のスイング写真を見てもらって、どこを意識して振っているのかを解説してもらいました。

グリップを変えてつかまりがよくなった

理想どおりにできている部分はインパクト時の頭の位置。頭を右に残し、手元と引っ張り合うようにすると飛距離が伸びる。しかし、インパクト後に手を急激に返してしまっている点は、ボールがつかまりすぎてしまうので直したいそうだ

この写真はちょっと前のスイングですね。20年のオフにコーチと一緒にスイングについて話し合ったのですが、その当時、デシャンボー選手が肉体改造をしたことが話題になっていたので「それを目指してみよう!」となったんです(笑)。スイング的には流行りのトップで左ヒザを前に出して、そこから伸ばすような動きをマネてみたんですが、ヒザを痛めてしまいました……。僕には合わなかったようです。

グリップもこのころはウィークめに握っていましたが、右に飛ぶミスがすごく多いのでフックグリップに直しました。左手を被せて右手は下から握るようにしたら、ボールのつかまりがよくなった。アプローチもボールがフェースに乗るようになったので、グリップを変えてよかったです。

スイング中に意識しているのは、なるべく大きなスイングをすること。最近目標にしているのはザンダー・シャウフェレ選手のスイングです。リズムもよくて、あれぐらいゆったり大きく振れるようになりたいと思っています。でも、試合になるとどうしてもスイングテンポが速くなってしまうんですよね(笑)。

「ダウンスイングでクラブを鋭角に入れてしまうクセがあるので、大きなスイングで鈍角に入るように意識しています。僕の場合、鈍角に入れたほうが入射角が適正になるようで、効率よくボールに力が伝えられています」(出水田)

いかがでしたか? 出水田プロがご自身でスイングの秘密を語ってくれました。出水田プロのスイングを参考にしてみてくださいね。

出水田大二郎

●いずみだ・だいじろう/cm、183cm、生まれ、鹿児島県出身。年の RIZAP KBCオーガス18年の RIZAP KBCオーガスkg。90kg。タゴルフトーナメントでツアー初20年はゴルフ日本シリーズ優勝。年はJAPAN21年はJAPAN位タイ、JTカップで8位タイ、PLAYERS CHAMPIONSHIPで7位PLAYERS CHAMPIONSHIPでタイに入った。TOSS所属。

写真=ゲーリー小林

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