濡れたバンカーでの「フェースの開き具合」はどれくらい？成田美寿々プロがレッスン！

ガードバンカーに入ると寄せる自信がない。一発で出るかどうかも怪しい……という、不安な気持ちになる人、必読！　

今回は成田美寿々プロが、ミスを防いで確実に脱出できるバンカーテクニックを指南！

バンスの使いすぎを抑えてソールがハネるのを防ぐ

雨の日や雨が降った後のバンカーは、砂が水を含んで重くなっています。そのため普通にフェースを開いてエクスプロージョンショットをすると、ソールが弾かれてホームランになりやすいのです。

これを防ぐためには、フェースを開かずスクエアに使うことが大事。スクエアフェースなら開いたときほどバンスが出ないのでソールが強く弾かれにくく、砂とボールをしっかりと飛ばせます。フェースを開かないのでスタンスもスクエアでOK。カットに振ろうとせず、スタンスなりに真っすぐ振ります。

球は多少上がりにくいですが、無理せずに脱出優先で打ちましょう！

フェースを開かないので構えもスクエアでOK。ボールは真ん中よりも左寄りに置いて、スタンスなりにスイングしよう

いかがでしたか？　この記事を参考に雨の日の濡れたバンカーを攻略しましょう。

成田美寿々
●なりた・みすず／1992年生まれ、千葉県出身。167cm。12歳でゴルフを始め、2012年から単年度登録でツアーに出場すると、同年の「富士通レディース」で初優勝。2013年にプロテストを2位で合格。ツアー通算13勝をあげている。フリー。

構成＝小山俊正、鈴木康介、三代崇
写真＝高橋淳司、相田克己