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ウェッジセットの作り方は?「フルショットを基準に…」と鹿又芳典が解説

56、58、60度何度を選ぶ?3本、4本何本入れる?「上から選ぶか」「下から選ぶか」がポイント!

アイアンのセットではなく、単品ウエッジを買うのが主流の今、ロフトは何度のウエッジを選び、何本セットにすればいいのかを、鹿又芳典が指南する!

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最近のPWは飛ぶので6度ピッチは厳しい

「上から選ぶ」が王道パターン

2通りあるウエッジの選び方で、王道といえるのはPWを基準にして次のロフトを決める「上から選ぶ」パターン。この選び方の基準となるのは、フルショットの飛距離です。たとえばPWが44度で120ヤードくらい飛ぶ場合、次のウエッジは48度で100ヤードくらいを打つのが理想。そこから4度ピッチで52度、56度と組み合わせるのがいいですね。

かつて、ウエッジのロフトは4から6度ピッチといわれていましたが、最近はアイアンが飛ぶようになってきた影響でPWも昔より飛ぶようになりました。だからPWと次のウエッジのロフトの差が6度ピッチになると、飛距離の差が大きくなりすぎてしまう。「上から選ぶ」パターンでは、4度ピッチで組み立てるのがオススメなのです。

ウエッジを3本にするか4本にするかは、PWのロフトが1つの目安になります。PWが44度以下ならウエッジは4本、46度以上なら3本にして、飛距離差を大きくあけないセッティングがいいでしょう。

「PWが120ヤードなら、次の1本は100ヤード打てるロフトを選ぶ」
飛距離を基準に「上から選ぶ」ときは、最大飛距離を打ったときの弾道の最高到達点と落下角度をチェックすると、何度のロフトを選べばいいのか決めやすい

単品ウエッジは同じロフトでもアイアンセットのAW・SWより飛ばない

アイアンセットのPW(46度前後)やAW(50度前後)と同じロフトの単品ウエッジを比較すると、クラブの設計上、単品ウエッジのほうが飛距離は出ない

アイアンの顔のサイズに近いウエッジを選ぶ

アイアンに比べて極端に小さい単品ウエッジを選ぶと、アドレスしたときに難しく感じてしまうので、アイアンの顔やサイズに近いモデルを選ぼう

飛び系アイアンならウエッジ4本がオススメ

飛び系アイアンのPWは44度以下なので、飛距離差が大きくあかないようにするには48、52、56、60度と4度ピッチの4本セットが好ましい(青丸①~④)。ツアーモデル系のPWは46度前後が多いで、50、54、58度の3本セット(白丸①~③)がオススメ

いかがでしたか? 「上から選ぶ」場合は4度ピッチで組み立てるのがおすすめです。ぜひ参考にしてみてください。

試打・解説=鹿又芳典

●かのまた・よしのり/多くのゴルフメディアで活躍する人気クラブコーディネーター。現役ツアープロのクラブ調整やサポートだけでなく、ジュニアゴルファーの育成にも注力している。

構成=野中真一
写真=相田克己、ゲーリー小林、小林 司
協力=ジャパンゴルフスクール、キャロウェイゴルフ

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