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ドライバーの“ライン出し”は実は簡単…!? 飛距離そのままで曲げない方法【人気記事】

今回は、「ワッグルONLINE」で7月上旬に公開した記事の中で、アクセス数が多い人気のレッスン記事TOP3を紹介していきます。

まず紹介するのは、第3位の記事です。

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第3位:脱・手打ち!プロゴルファーが考案した“左足リード理論”とは?

昨今、YouTubeでたくさんのゴルフレッスン動画が配信されているが、「たくさんありすぎて、どれを観たらいいかわからない……」という人も多いはず。そこで編集部が見つけたオススメ動画を厳選紹介!上達志向の強い人、伸び悩んでいる人の開眼につながる「新理論」の一部と、今回はチャンネル主とのコラボ動画も配信。誌面を読んで気になったゴルファーは「ワッグルオンライン」もぜひご覧ください!

やろうとしてもなかなかうまくできない……「手打ち防止」「足が使えない」「下半身が先行しない」人、必読の2レッスン!

OKゴルフ-関節フリーで飛ばす 
脱「手打ち」プロゴルファーが考案“左足リード“理論

昔の奥山は手を使ってインパクトゾーンを真っすぐ振っていた!

僕はもともと典型的な手打ちスイングで、いわゆる“ボールを置きにいく”方向性重視のゴルファーでした。しかし、それではスコアアップの限界がすぐにきてしまい「手で振ってしまう人は、何をしたら下半身を使って振れるようになるのか?」を試行錯誤。その答えは「左足だけでいい」で生まれたのが“左足リード”理論です。

動かすのは本当に「左足だけ」でOK。下半身を使う、先行させる、といわれてもできない人が、できるようになり、美しいスイングでヘッドスピードを上げられる、一石二鳥の理論です!

「下半身先行」や「左足で踏み込んでから」は、言うは易く行なうは難し! もっと具体的に明確に行なう方法はないものかと、思っていたときに見つけたのがこの動画。左足、さらには「左足の先端」というのがわかりやすい!

奥山の理論でとくに「なるほど」と思ったその1が、パワーが出る、出ないの説明。上半身の力だけではフルに使っても30%。その30%は下半身を動かせばフルに発揮できて100%になるが、さらに相乗効果でヘッドが走るため+20%、トータルで120%の出力が出せる

下半身を使えば120%の力が出る!昔の奥山は手を使ってインパクトゾーンを真っすぐ振っていた!

上半身の筋肉量は30%+下半身の筋肉量は70%+下半身の動きにつられて上半身が動くとヘッドが走り120%の出力が出る!

“左足リード”は切り返しから

“軽く振っている〞ように見えて飛ぶ!

とくに「なるほど」と思ったその2は、プロや上級者は「なぜ軽く振っているように見えて飛ぶのか?」の説明。「じつはめちゃくちゃ下半身を使っているんですよ。上半身やクラブはその下半身によって動かされるので、大人しく見える。腕を使わないと物足りない、力強く見えないのは自己満足。足よりも腕の力が勝るスイングはNGです」(奥山)

肩を回す必要もなし!

手は「振っている気がしない」どころか「まったく何もしない」のが大きなポイント。肩すら回す必要がなく、回すと弊害が出てしまう(×)。“左足リード”によって勝手に回るのが正解で「動かすのは左足だけ」を徹底した意識が習得と成功のカギだ

「トップはある程度、なんでもいいです」と奥山。肝心なのは“ 切り返しから”で、トップまでが完璧でも切り返しがダメ(×)で、加速しない、ミスヒットしてしまう人が多い

ヘッドから一番遠い“左足の先端〞を意識する!

前出の「切り返しはこのイメージ!」の理由で、“左足リード〞の肝となるのが「左足先端を動かす」だ。トップのとき、位置的にも軌道上でもヘッドから一番遠いところにあるのが左足の先端。「ヘッドを走らせるにはクラブの両端、まずグリップエンドが動いてからヘッドが加速していく。これをクラブだけでなく体からヘッドまでに置き換えたら、切り返し時の両端は“左足先端とヘッド” だったのです」(奥山)

左足先端から踏み込んでいくと、左のポケットが斜めうしろに引っ張られる。すると、左足先端→下半身→上半身→クラブという順序で動き、クラブや手元が下りてくる。手首のタメや腕のローテーション、クラブのリリースも自然にできる

いかがでしたか? 奥山プロの提唱する左足リード理論ぜひお試しください。

奥山ゆうし

●おくやま・ゆうし/日本大学ゴルフ部出身のプロゴルファー。トーナメント参戦後、近年は指導者として、今回のメソッドのほかに「関節フリー理論」も提唱。藤森慎吾などゴルフ好き芸能人の生徒も多い。

写真=相田克己、田中宏幸
協力=取手国際ゴルフ倶楽部、BULLET GOLF九段下

アクセス数第2位の記事はこちら。

第2位:“手打ち”“足が使えない”を解決!337ヤード飛ばすコーチの「竹とんぼ理論」とは?

今回は、クレイジー・ハルさんに「竹とんぼ理論」を解説していただきました。

FUNKY CRAZY GOLF ★クレイジーTV シンプル・イズ・ベスト“竹とんぼ“理論

竹とんぼは棒の下側を動かすことで、高く、速く飛んでいく。その原理や理論をゴルフスイングでも実践してほしいのが「竹とんぼ理論」です。

意識する、動かすのは足、しかもヒザから下だけ。ヒザから上はどうでもいい。手はいっさい振らない、腰も肩も回さない。手首も体重移動も使う意識はゼロ。足を使いたくても使えないゴルファーがほとんどですが、この理論で使えるようになり、飛距離も方向性も即アップ!ぜひお試しください!

見た目はイカツイが、いうことは理路整然。「世界一わかりやすく簡単なレッスン」を目指したシンプルさは、老若男女ができる打ち方なので試したくなる。なかでも、「BDF(バンブー・ドラゴン・フライ)」こと竹とんぼ理論は、ドライバーからアイアンまで全部一緒、全部うまくなる、というのが大きな魅力だ!

バックスイングも足で上げる!

バックスイングはヒザを曲げてしゃがみ込む。しゃがみ込めば手を使わなくても、クラブは自然にスムーズに上がっていく

ダウンスイングは左ヒザを伸ばすだけ!

沈みながら振り上げたクラブは、左ヒザを伸ばすだけで下りてくる。これが“下半身の動きによって上半身が連動して動く〞の正体。上と下がバラバラに動いてしまう人はこれで解決!

インパクトは左の「ヒザ」「ワキ」「鎖骨」がワンセット

左ヒザを伸ばし、右足親指を支点に右足を回す。手はここでも振る、動かす必要はなし!すると、インパクトで左ワキが締まり、左側の鎖骨が上がった形になる。「これがトッププロのインパクト。左の壁もできます。竹とんぼ理論では自然にこの形になりますが、作ろうという意識をもってもOKです」(クレイジー)

フィニッシュが崩れない!

「僕、フィニッシュが崩れたことがないんです(笑)」とクレイジー。スイングの良し悪しの結果が現れるのがフィニッシュだが、バランスよくキレイに決めるには、これまた切り返しからフィニッシュにかけての右ヒザから下がポイントとなる。「右足は蹴るじゃない。左ヒザを伸ばすと同時に右親指を支点に右足を回せば、フィニッシュ、その前のスイング全体もキレイになります」(クレイジー)

ぜひ竹とんぼ理論を実践してみてください。YouTubeも要チェックです。

CRAZY Haru

●クレイジー・ハル/JGTOツアーメンバー。ゴルフの名門校・水城高校出身で、在学中には全国大会3連覇を達成。ドラコンの全国大会では337ヤードの記録をもつ。首都圏でアマチュアレッスンも受付中YouTubeはほぼ毎日更新。

写真=相田克己、田中宏幸
協力=取手国際ゴルフ倶楽部、BULLET GOLF九段下

アクセス数第1位の記事はこちら。

第1位:ドライバーの“ライン出し”って実は簡単…!? 飛距離そのままで曲げない方法

プロのうまさが光るのが難しい状況やトラブルでのショット。難しい状況やトラブルでのショット。今月は「こんなとき、どうするの?」と困ったときに、いくつかある対処法のなかから「これがいちばん簡単、確実でいいですよ」という狙い方や打ち方のヒントを教えてくれた。

まずは、片岡尚之プロからのレッスンです。

刻むと2打目の距離が残るときに有効なテクニック

ハンドファーストにボールをとらえて低く振り抜く。「得意なショットのひとつ。試合でよく使います」(片岡)

狭いホールのティーショットは方向性を重視して、3Wなどで刻むという選択肢もありますが、僕はドライバーでピンポイントに攻めます。アイアンでの“ライン出し“のように低いライナー性の弾道をイメージし、インパクトでハンドファーストの度合いを強くする。ダウンスイングでフェースを早めにボールに向けつつ、手元を先行させるのがコツです。

こうしてロフト角を立てて打つと、球の直進性が高くなる。キャリーは落ちますがランが増えるので、飛距離は通常時とあまり変わりません。刻むと2打目の距離が残ってしまうという場面で役立ちますよ。

ハンドファーストの度合いを強くしてインパクト

アイアンのライン出しとほぼ同じです。

通常のインパクトは左手が左太モモの内側にあるが、それよりも手元を先行させ、ロフト角を立てて打つ。

ティーアップを低めにして、ボールを判個内側に入れる。

フェースを早めにボールを向ける

クラブを立てながら振り下ろし、フェースを早めにボールに向けると球がつかまり、真っすぐ飛ばせる。

ライナー性の低い球を打つ

OBや池があるときは、地上から5メートルくらいの高さまで抑えた低いライナー性の弾道でピンポイントに攻める。

片岡尚之

●かたおか・なおゆき/1997年生まれ、出身。171cm、67kg。21年のジャパンプレーヤーズ選手権でツアー初優勝し、大ブレイク。22年は日本プロ2位を含む6度のベスト10入りで賞金ランキング23位。フリー。

次は、成田美寿々プロのレッスンです。

風が強い時は普段より2段階低い球でミート重視のスイング

ボールの高さは目線くらい

強い向かい風や横風のときのドライバーショットは、球を高く上げると風に流されて飛距離も方向も計算できなくなります。なので私は、普段より高さを2段階くらい下げて、風の影響が最小限になるローボールを打つようにしています。

まずはティーアップを低くし、ボール位置は普段より1個ぶんくらい右にセット。グリップを指2本ぶんくらい短く持ってスタンスも狭めてコンパクトに構えたら、大振りせずにミート重視でスイングします。低スピンの低いライナーボールが打てるので、風の影響を受けて大きく飛距離が落ちてしまうを防げます。

スタンス狭めで振りきらない

ボール位置を右寄りにしてスタンスは狭めに。大振りせずにシャフトが立つくらいの低いフィニッシュをとる。

「指1本ぶん」の低いティーアップ

ティーアップは低めに。ボールの頭がドライバーのクラウンとそろう。または、ボールと地面の間に指1本入るくらいの高さに。

この3センチが効くんです!

成田美寿々

●なりた・みすず/1992年生まれ、千葉県出身。162cm。12歳でゴルフを始め、12年から単年度登録でツアーに出場すると、同年の「富士通レディース」で初優勝。

13年にプロテストを2位で合格。ツアー通算13勝をあげている。フリー。

次は、木戸愛プロのレッスンです。

スタイミーな状況はしっかり振り切り目線の高いフィニッシュをとる!

スイングは高く上げようとする意識も動きなし! しっかり振り切り、普段と違う動きを意図的にしないことがきちんとミートするコツだが、フィニッシュでの目線だけ球の高さに合わせて高くとると、それまでのスイングが勝手に球を高く上がる動きをする。

スイングで上げようとする動きや意識はゼロ

前方の木が邪魔でグリーンが見えないスタイミーな状況は、木や枝を避けて目標を狙いますが、ロフトが寝ているアイアンはサイドスピンをかけにくいので、大きく曲げるは難しい。木の上を通せそうなら、高い球を打って狙うのがいちばん簡単です。

狙った高さをしっかり出すにはミートが必須となりますが、スイングを変えると打点がズレやすくなってしまうので、アレンジするのはアドレスだけ。スイングは変えず、鋭く振り切ることを強く意識して、キレと加速でボールを高く上げるのが成功のコツになります。

①目線を高く上げて目標を確認

②フェースを少し開く

③気持ち右体重

①は「高く上げることが優先なので、飛距離が落ちてショートするとしても番手は上げません」と木戸。②によって、体重がいつもよりも少し右足に乗る。ハンドファーストの度合いも弱まって、球を高く上げるための準備ができる(③)。

木戸 愛

●きど・めぐみ/1989年生まれ、神奈川県出身・172cm。08年プロ入り。12年にレギュラーツアーで初優勝をあげる。

22年はレギュラーツアー27試合に出場し、ニッポンハムレディスクラシックでは8位タイに入った。フリー。

次は、桑山紗月プロのレッスンです。

ディボット跡はフェースのスコアラインのいちばん下に当てて打つ

撮影中に見つけたジャイアント・ディボット跡! 「きちんと目土されていますが、砂が入っているほうが難しいので、打つ側としては最悪のライですね(笑)」と桑山

不運にも打球がディボット跡に入ってしまったときは、意図的にハーフトップを打ちます。スイングは払い打ちで、インパクトゾーンでヘッドを低く長く動かす。ソールを地面にまったく触れさせないくらいのイメージでOKです。クラブの打点はフェースの下めになりますが、スコアラインの下から1本目に当たっても意外とキャリーは出るんですよ。

とはいえ、弾道はふだんよりも低めになります。グリーンのすぐ手前にバンカーなどのハザードがあるときは、それらにかからないライン(方向)でグリーンオンを狙いましょう。

スコアラインのいちばん下に当てる意識をもって打つ。「アイアンの刃で打とうとすると、どトップになりやすいけど、ここで打てばトップめでもキャリーが出るので飛距離が大きく落ちません」(桑山)

打ち込んでボールだけをヒットするヘッドの入れ方はズレが出やすい。目土なしはヘッドが跳ねやすく、目土されたディボット跡はヘッドが潜って大きなミスになってしまう。

意図的にトップさせる打点のコントロールが必要なので、ズレが出にくいコンパクトスイングとゆるやかな入射角でボールをヨコから払い打つ。

桑山紗月

●くわやま・さつき/1998年生まれ、千葉県出身。12歳からゴルフをはじめ、22年にプロ入り。同年のステップアップツアー、九州みらいの建設グループレディース窓乃梅カップでツアー初優勝をあげる。ディライトワークス所属。

構成=小山俊正、鈴木康介、編集部
写真=相田克己、田中宏幸

いかがでしたか? ワッグルONLINEは、まだまだ多くの情報を載せた記事を公開しています。ぜひ、ご覧ください!

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