優勝の副賞はまさかのクルマ!? 米プロが手にした1台とは?

日本では岩井千怜の米女子ツアー初優勝のニュースに沸いていた同じ日、米男子ツアーでは『チャールズシュワブチャレンジ』でベン・グリフィンという選手が初優勝を挙げた。

ただ、グリフィンは2人チームでプレーする4月の『チューリッヒクラシック』で優勝していて、厳密にはPGAツアー初優勝ではなかった。なので、『チャールズシュワブチャレンジ』での優勝は「個人プレーとして初優勝」という接頭語がついて報道された。

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ベン・ホーガンが何度も優勝した歴史ある大会で贈られたものは?

『チャールズシュワブチャレンジ』の最近の目玉といえば、優勝するともらえる副賞の車。ベンツやキャデラックといった高級車を思い浮かべがちだが、今年の車は、完全リストアされた1992年型ランドローバー。“シュワブ・ディフェンダー”の愛称が付けられていて、なんとも味がある車だ。

PGAツアー選手なら、オフィシャルカーで高級車に乗り慣れていたり、すでにプライベートで最新の高級車を持っている可能性も高い。そこでリストアした旧車をプレゼントに選ぶトーナメント運営者たちは、センスが良いかもしれない。

表彰式の後、グリフィンとフィアンセは副賞の“シュワブ・ディフェンダー”に乗り、記念撮影に臨んだ。その際、本物のシャンパンが入ったシャンパングラスも手渡され、カメラに向かってニッコリ!すると、一部のファンから

「おいおい、それじゃあ飲酒運転になっちゃうよ!」

という声が聞こえたが、あくまでも展示されている車に乗っているだけなので、もちろん飲酒運転にはならない。ただ、もしかすると日本だと「問題だ!」と炎上してしまうのではないかとも思ったが、テキサスにそんな無粋なことを言うメディアはいなかった。

『チャールズシュワブチャレンジ』はテキサス州フォートワースのコロニアルCCで開催され続けている大会で、なんと来年の大会で80回となる。ベン・ホーガンが何度も優勝したコースでもあり、クラブハウス近くにはベン・ホーガンの銅像も立っている歴史あるコースでもあり、大会でもある。

そんな大会で優勝したグリフィンは、コロニアルCCではしばらく「ベン」といえばベン・ホーガンではなくグリフィンを指す名前として語られそうだ。

フォトグラファー 田辺安啓 (通称JJ)
●たなべ・やすひろ/1972年生まれ、福井県出身。ニューヨーク在住。ウェストバージニア大学卒業後、ゴルフコース、テレビ局勤務を経験し、ゴルフを専門とするフォトグラファーに転身。ツアーのみならず、コースやゴルフ業界全般に関わる取材も行なっている。

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