武井壮、本気でプロゴルファーを目指す!【ゲスト:川﨑志穂】(後編)

百獣の王こと武井壮が、プロゴルファーになるためのヒントを求めてプロとプレー&対談。今回のゲストは川﨑志穂。思い切りのいい飛ばし屋の彼女のスイングや悩みと解決法を聞き、大きな収穫を得る回となった!

武井 何があったんですか?
川﨑 プレースタイル自体が激変しちゃって……。ビビッてゴルフが怖くなっちゃいました。
武井 具体的に言うと?
川﨑 ボギー打ちたくなくて刻み刻みになっちゃって……。ドライバーも合わせてペラーンって感じ。ゴルフクラブも見たくなくなった。
武井 どうやって克服しました?
川﨑 3、4日ゴルフから離れてから、すごく広いコースに行くようにしました。
武井 わかる! じゃないとどんどんスイングが小さくなっちゃうよね。縮こまって振らなくなって、ぶつけたりするようになるから。飛ぶ人はとくにそうなりやすいのかなぁ。
川﨑 本人はその小さくなってることに気づかないですよね。「なんでこんな曲がるんだろう?」って理由がわからない。私は練習場でほとんどドライバー打たないんですけど、その2、3発をとりあえず何も考えず思いっきり打つようにしました。
武井 なるほど。参考になるね。ボクも最近それにやられているんですよ。今、ゴルフの番組をやっているけど、撮影するホールってそのコースの特徴的なホールを選ぶのよ。
川﨑 ドッグレッグやアップダウンがキツいとか。
武井 そう。フェアウェイもグリーンも、どこにあるのかわかりにくいところ。そういうホールで大した練習もしていないのに「さぁ行きましょう!」といきなり本番。ミスしてもいいや、とは思っているけど、やっぱりさ、できれば良い画を撮りたいわけよ。
川﨑 撮りたいし、武井さんも観せたいですよね。
武井 プレッシャーとは思わないけど「完璧にやらないといけない」っていうのが頭に入ってくるから、どんどん小さくなって、どんどんスイングがおかしくなってくる。だから、川﨑プロの今の話はすごい参考になりました。

川﨑 たぶん同じ感じですね。
武井 もうどこ飛んでもOKみたいな広いコースでバチーン! って振って、ドーン! って当たるスイングを作りたいなぁ。そういうスイングが作れると基準ができるから、狭いところに行っても怖くないんですよね。「あ、まぁ狭めぇけどあそこを向いてこうやって振ったらあのへん飛ぶし」みたいなのができるから。
川﨑 すごいわかります!
武井 昔はとにかく構えたらその向きにしか飛ばねぇ! みたいなゴルフしてたんだけど、それがどんどん消えていっちゃって。もう1度それを作らなきゃ、って思いました。
川﨑 私はちょっとよくなってから、刻むにしても「どうして攻められないのか」っていうのを1回考えるようにしました。それまでは「危ないかも?」「じゃあ刻もう」ってすぐ決断していたんですが、ここ最近は「なんでいけないの?」「距離的には行けるじゃん」と考えてから決めています。
武井 なるほどね。まずはダメな理由を考えて「でも、これはこうすればならないから大丈夫」っていうのがわかると、最終的にどれを選択したとしても最悪なことはしなくなりますよね。
川﨑 はい。いい流れも作りやすくなりました。
武井 もともとドーンだったのが、すぐ刻むに変わって、今は理由があるドーンか刻みに進化したんですね。
川﨑 進化しましたね。
武井 ボクもその方向で行きます。
川﨑 絶対いいですよ! 刻んでたらいい流れも作れないし、どんどん悪くなることも。
武井 刻んでミスったら地獄だもんね。
川﨑 「刻んだのに!」って。
武井 刻んだあとのミスっていうのも、結構あるよね。いいところと距離に刻んで、あとはウエッジのフルショットだけってときに、ダフッたりトップしたり引っかけたり。おまけに次打は、ライは悪いわ、ピンポジ難しいわ、下っているわで寄らなくてボギー。パットも入らなくてダボとか。
川﨑 私もそうなることがすごく多くて。結局行けたなぁ、って。
武井 要は小さくなったら、広げていくしかないんだな。
川﨑 そうなんです。その結果、一昨年のQTもうまく行っちゃって、去年はいきなりレギュラーツアーでしたから。
武井 憧れのレギュラーツアーはどうでした?
川﨑 大変でした。さっき言ったように、ジュニアのころもあまり試合に出てなかったし、ステップアップツアーにすら出たことなかったのに、いきなりフル参戦でしたからね。
武井 何が一番大変でした?
川﨑 生活リズムですね。試合やって移動して、練習して試合というサイクルが。時間の上手な使い方がわからないんですよ。移動はずっと座っているだけだし、練習する日も火曜から木曜まで3日間もあるし。
武井 長いよね。次への移動も試合までも。
川﨑 そうなんですよ。スタートがすごく早い試合の前日の夜は「夕飯はいいや」となったり。よくないですよね。
武井 コースセッティングも違う。
川﨑 はい。ラフの長さも違うし、ピンポジがすごい。右から3とか。
武井 ピンから右のカラーまでが3ヤードしかないなら、グリーンの左サイドに打てばいい! ってものじゃないもんね。
川﨑 そうなんです。ビビッた時点でダメですね。後半戦をちょっとすぎたあたりから、ピンを狙って打てるようになりましたけど。
武井 慣れてきたんだね。
川﨑 全部に対して慣れるのに、精一杯の1年でした。でも、ここがダメだったとか、次の試合への課題も明確にわかるようになったので、成長をすごく感じた1年でもありました。
武井 真剣にゴルフに取り組んでからまだ4年でしょ。発展途上。かなりの伸びしろを感じますね。
川﨑 本当ですか?
武井 フィジカルもまだ全然強くないし。
川﨑 そうなんですよ。昨シーズンのオフからやっと機械を使うトレーニングをはじめて、あれってめっちゃおもしろいですよね。はじめたときは重りをつけられなくて、それでも30分やっただけで3日間動けなくなるくらいでした。でも、やり続けたら今は重いウエイトをつけてもできるくらいパワーがつきました。
武井 それでも、本来のポテンシャルの30%もいってないですね。カラダの各パーツごとに見てもまだまだゆるい。強さを感じないのよ。フィジカルが強くなるほどいいタイプのスイングで、もっと強いクラブスペックを使えるようになると、ますますよくなる気がするんですが。
川﨑 ゴルフって、うまくなると楽しくなりますよね♪
武井 ハハハッ。そうだよね! だからボクももっとうまくなりたい! それにしても川﨑志穂はおもしろい(笑)。変わったタイプですよね。
川﨑 そうかもしれませんね(笑)。プロを目指した時期の記憶も曖昧だし、そもそもなんではじめたかもよく覚えてません。気づいたらやってました(笑)
武井 でもだからこそ、今が楽しい。いい意味で飽きてないんだろうね。レギュラーツアーを経験して試合に出たい、トレーニングしたら強くなってもっとパワーをつけたいとか、次、次、次ってクリアしながらどんどん目標が高くなっている。300ヤード近く飛ばすって目標を立てても、不可能じゃない感じがするもん。
川﨑 300飛んだらヤバいですね。その距離を武器に、いずれはアメリカに行きたいです。
武井 おっ、海外志向?
川﨑 なんか、あの雰囲気がすごい好きなんですよねぇ。ゴルフ場も試合の感じも。
武井 ボクもアメリカに住んでいたからわかるよ。アメリカのゴルフ場ってパァっと開けていて開放感があるし、トーナメントの盛り上がり方もさ、日本だと「お〜パチパチパチ」だけど、アメリカはこぶしを振り上げて「イェ———————イ!!!」じゃない。
川﨑 そうそう! あれがめっちゃ好き!
武井 行ったほうがいいよ。日本の狭いコースよりも、海外のほうが絶対に合ってるし。
川﨑 いつかアメリカのQTを受けて、出場権を手にしたいです。
武井 ボクもチャンピオンズツアー(米シニアツアー)に出たい。そのときは、一緒に転戦しようね。
川﨑 お互い空いている週は、キャディしましょう!
武井 いいね! でも、ボクの今のお仕事での稼ぎで計算したらキャディフィが結構高いかも!?(笑)
川﨑 アハハ! 払えるくらいガンバって稼ぎます!
武井 その夢も叶えましょう! 川﨑プロの活躍を楽しみにしています!

武井壮

●たけい・そう/1973年生まれ。生物界の頂点「百獣の王」を目指し、テレビ、CMなどあらゆるメディアで活躍中の超人気タレント。毎週日曜にBS日テレで、ゴルフ番組「武井壮のゴルフ コロッセオ」をオンエア(22:30〜23:00)。2019年NHK大河ドラマに出演決定。カジュアルブランドChampionのゴルフライン「Champion GOLF」のスタイルマスターに就任。

川﨑志穂

●かわさき・しほ/1996年生まれ、22歳。昨季はレギュラーツアー33試合に出場。プロテストにも合格。ドライビングディスタンス248.58ヤードで8位にランクイン。今季はステップアップツアーを中心に参戦中。千葉県出身。ミツウロコグループホールディングス所属。

origexams.com