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「どれが飛ぶ?」“最新ドライバー8本”をプロが試打!飛距離・操作性などを比較評価

毎年恒例の人気企画「一気試打シリーズ」のドライバー編。わかりやすく、丁寧な解説に定評のある岩男健一プロが、それぞれの特徴や性能をインプレッションします!

【あわせて読みたい】「ステルス」「ローグST」の特徴は?最新ドライバー21本を岩男プロが一気試打!

キャロウェイ ROGUE ST MAX

構えやすい形状で安心感がある

球が上がりやすそうな雰囲気など、安心感があるヘッド形状。実際に自分で球を上げようとしなくても高く上がります。コントロールしやすいわりには直進性も高く、バランスのよさが際立っています。(岩男)

オートマチックに高弾道・低スピン弾道が打てる。適度にボールがつかまり直進性も高いので、打球が狙ったエリアに集まってくれます。(児山)

キャロウェイ ROGUE ST MAX D

ドローバイアスでも左を向いていない

「D」はドローバイアスの略で、ボールがつかまりやすいのが特徴です。構えると少しアップライトに見えますが、左を向いているわけではないので、ターゲットに対してスクエアに構えられます。(岩男)

スライサー向けドライバーにありがちな、つかまりすぎて左に大きく曲がるフックのミスは出にくい。安定したドローで飛ばせます。(児山)

キャロウェイ ROGUE STMAX LS

低スピン性能が高くシャープに振れる

構えたときにシャープな感じを受けるアスリート好みの形状で、ボールコントロールしやすいヘッドです。スピン量が少なく、吹け上がって飛距離ロスしている人に合いそうです。(岩男)

低スピンのライナー弾道が出ます。岩男プロのヘッドスピードでは★5になるほど飛ぶので、 ハードヒッターが飛ばせるモデルですね。(児山)

キャロウェイ ROGUE ST MAX FAST

ロフトが大きく見えて球が高く上がりやすい

「ローグ ST」シリーズのなかで、このモデルだけがフェースが白っぽく見える銀色。ロフト角が大きく見えて、実際にボールが上がりやすい。ヘッドスピードが速くなくても高弾道で飛ばせます。(岩男)

軽量で振りやすいのが特徴です。ほかの「ローグ ST」よりも打感も軽やかで心地よく、キャリーを伸ばして飛距離をかせげます。(児山)

テーラーメイド STEALTH

スピン量が少ないフッカー向け

ヘッドはアップライトに見えますが、球はつかまりすぎない。左を嫌うフッカー向きと言えそうです。スピン量はかなり減るので、ロースピンになりすぎる人は大きいロフトを選んでください。(岩男)

金属的な打音ですが、打感はチタンとは異なり、厚みのあるカーボンで打った感触がしますが、低スピンで伸びのある弾道が打てます。(児山)

テーラーメイド STEALTH PLUS+

強い弾道が魅力のハードヒッター仕様

遅めのヘッドスピードで打つと、ボールが上がりません。しっかり振ってボールを浮かせる必要がありますが、ハードヒッターには強い弾道が打てるよさがあり、低スピンを求める人にオススメです。(岩男)

ロフト角9度はかなりハードで、低めで強いライナー弾道になりますが、コンパクトに見えるヘッドは操作性がとてもよいです。(児山)

テーラーメイド STEALTH HD

シリーズ3モデルではもっともボールが上がる

ドロータイプでもスピン量は少なめで、スライサーがフックになるほどの大きな効果はありませんが、同じロフト角で比較すると「ステルス」3モデルのなかではもっとも球が上がりやすいのが魅力です。(岩男)

インパクトでボールをつかまえながら高弾道が打てる、飛距離性能の高いモデルです。打感や打音は3モデルともほぼ同じですね。(児山)

プロギア egg 44

シャフトが短くて振りやすさがある

44.5インチの短尺仕様でとても振りやすい。ヘッド重量が重くなっていますが、スイング中はそれを感じません。金属的な打音が心地よく、ヘッド後方が大きいですがそれを感じさせないデザインも◎です。(岩男)

ロフト角10.5度に比べると、5.9度のヘッドはつかまりや高さが抑えられる。ロフト違いで弾道にも、差をはっきりつけていますね。(児山)

いかがでしたか? このインプレッションを参考にして、自分に合うドライバーを見つけてみてくださいね!

試打・解説=岩男健一

●いわお・けんいち/1987年生まれ、和歌山県出身。理論派のツアープロでクラブへの造詣も深い。アマチュアレッスンにも定評があり、YouTubeチャンネル「わっほーまっちゃんの日常」が大人気。イースト51所属。

アマチュア代表=コヤマカズヒロ

●1974年生まれ、広島県出身。ゴルフライターとして雑誌やWEBメディアなどに寄稿。ギア情報からトーナメント、コース解説など幅広く執筆。18年にYouTubeチャンネル「試打ラボ しだるTV」を開設。ハンデ2の腕前。

構成=コヤマカズヒロ、編集部
写真=相田克己
協力=太平洋クラブ 成田コース

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