【ゴルフ】「肩が回らない人」が飛ばすためのコツとは…!? シニア賞金王がレッスン

歳をとればとるほど肩が回らなくなる! そんな悩みを篠崎紀夫プロに解決してもらいました!

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歳をとればとるほど肩が回らなくなりドライバーが飛ばなくなる。この悩みを解決するには股関節を使うことが重要なポイントだ。

ポイント1:右股関節を入れて体重を右足に乗せる

右足付け根にズボンのしわができるように、右股関節を入れることが重要。こうすると腰が回転し、体重が右足に乗るため、肩を回しやすくなる。最初はシャドースイグでこの動きを理解しよう

(左)下半身を止めると肩が回らない。体の構造上、下半身を止めて肩を回すのは困難。回転不足と手打ちにより、飛ばなくなる。
(右)下半身を動かせば肩が回る。股関節を含めた下半身の動きで肩の回転をサポートすれば、体の硬い人でも肩が回る

肩だけを無理に回すと曲がってしまうので注意しよう

トップで肩を右に90度回すのが飛ばしの基本だが、歳をとって体が硬くなると回転が難しくなる。これを改善するには、肩そのものより、股関節の動きを重視したほうがいい、と篠崎紀夫はいう。

右へのスエーはNG

腰を右に突き出すのは間違った動き。スエーのミスになり、ミート率が低下するので注意

「肩は足と腰の上にあるので、下半身を止めて肩だけを回そうとしても回りません。とくに柔軟性が低下している中高年は、肩を無理に回すとスイングバランスが崩れてしまい、飛ばずに曲がります。そこで、右股関節を入れることから始めましょう。右足付け根を右にネジる、切り上げるといったイメージで右股関節を入れると、腰が回転し、それに連動して肩が回りやすくなる。日ごろから股関節のストレッチをして、やわらかくしておくことが大事ですよ」

チェックポイント2:股関節のストレッチで柔軟性を高める

片足を高い台に乗せたら上体を前に倒し、自分の体重で負荷をかける。股関節を意識しながら、ゆっくり行うのがコツ。スタート前やラウンド中も、このようなストレッチで柔軟性を高めることが大事

胸とヒザを密着させる
ストレッチで股関節をやわらかくすれば、股関節を入れる動きがスムーズにでき、体重移動を使って飛ばせる

いかがでしたか? 肩が回らなくなる! そんな悩みもこの記事を参考に体重移動で解決しましょう!

レッスン=篠崎紀夫

●しのざき・のりお/1969年生まれ、千葉県出身。162㎝、67㎏。レギュラーツアー1勝。19年にシニア入り。翌年初優勝し、賞金ランキング2位に。21年はシーズン3勝をあげ、シニアツアー賞金王に輝いた。北谷津ゴルフガーデン所属。

構成=小山俊正
写真=田中宏幸
協力=取手国際ゴルフ倶楽部

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