中島啓太のドライバーを石井良介が解説「教科書どおりのスイング」と絶賛

2023年も活躍が期待され、トーナメントで注目してほしい選手のスイングの“見どころ“をいち早くチェック!

今月は、近代スイングの教科書といえる中島啓太のスイングを石井良介プロが解説!

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アドレス~トップ

中島啓太

23年シーズンの注目の男子選手といえば、22年にアマチュアで国内ツアー2勝をあげた蝉川泰果選手もあがりますが、少しクセのあるスイングをしてます。

近代的なオーソドックタイプで、アマチュアも参考にするなら中島啓太選手のスイングのほうがオススメだと思いピックアップしました。

中島選手の見どころは、まずは、はち切れんばかりの太モモですね。これから世界でも戦っていくには、フィジカル面の向上も必須と感じているのでしょう。トレーニングをしっかりしているのが伝わってきて、体格は今後、ますますビルドアップしていきそうです。

アドレスの形は、とてもニュートラルで教科書どおり。余計な力は入っていませんが、力強さも感じさせます。バックスイングはあまり手を使わず、コックも抑えめ。しっかり体を捻転させながらトップを作っていきますが、トップもオーソドックスで教科書どおり。

これが世界のスタンダードだ、といえる形をしています。「近ごろの若手選手は弾道測定器世代」ともいえます。トラックマンなどをうまく活用して、飛ぶボール、曲がらないボール、力を効率よく伝えるためにはどういうポジジョンや軌道、ヘッドの入れ方をすればいいのかを、データを参考に修正していく。

「この形にしたから飛んで曲がらない」ではなく、「こういう弾道データにするためにはこの形にする」というのが、今どきの若手選手のスイングのつくり方のひとつの傾向でもあります。

いかがでしたか? 注目を集める中島啓太選手の活躍に注目してみてください!

中島啓太

●なかじま・けいた/2000年生まれ、埼玉県出身。177cm、75kg。20年に男子アマチュアの世界ランキングで1位に輝くと、年間最優秀アマチュアに贈る「マーク・マコーマックメダル」を2年連続で受賞。21年には、国内男子ツアーのパナソニックオープンで史上5人目のアマチュア優勝をはたす。22年シーズンの9月からプロ転向し、出場7試合で23年のシード権を獲得した。フリー。

解説=石井良介

●いしい・りょうすけ/1981年生まれ、神奈川県出身。小誌連載企画のほか、あらゆるメディアで活躍中のPGAティーチングプロ。

写真=ゲーリー小林、高橋淳司

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