“三角ネック”のパターのメリットは?石井良介プロが解説!

「買ったクラブが合わない!」「最初はよかったのにダメになってきた……」。そんな残念な思いをしている人は『そのクラブに合う振り方』をお試しあれ!あなたのクラブの特徴や機能をフルに発揮する振り方を解説&レッスンします!

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打点のズレに強く打球の直進性が高くなるネック

三角ネックの特徴 フェースの開閉が小さくなる
同じようなヘッド形状であれば三角ネックのほうが直線的な軌道を描く

女子ツアーから火がつき、アマチュアの間でも人気となった三角ネックのパター。オデッセイからも「トライビーム」のシリーズが発売されています。

その最大の効果は、オフセンターヒットに強いことです。ネック部が三角形状になることで、トゥやヒールに打点がズレてもヘッドのブレを抑えてくれる。ヘッドタイプのバリエーションも多く、好みの形状で直進性と寛容性にすぐれたパターを選ぶことができます。

羽子板のような大きな面をイメージして振る

ネックの面を拡大したイメージをもって振る
シャフトからヘッドまでを結んでネックの三角形を拡大(写真上)。フェースの開閉をゆるやかにする(○)
打点のズレに強いが、フェースの向きをきちんとターゲットに向けて打つことも大事
幅広ヘッドでさらにやさしさアップ!
ブレード型のソール幅を広くした「ダブルワイド」は、ノーマルの形状よりも安定感が増す。「ラケットホーゼル」との相乗効果で、やさしさがさらにアップするオススメの1本だ

三角ネックは、ストローク中のフェースの開閉が小さくなるのも特徴のひとつです。本来はパターがイン・トゥ・インに動く円弧や、それに合わせてのフェースの開閉が大きくなるブレードタイプのヘッドでも、ストローク軌道はストレートに近く、フェース向きはスクエアな状態をキープして打ってください。

そのために、イメージのもち方もひと工夫。シャフトからヘッドのトゥとヒールを結んで三角ネックの面を拡大化。羽子板のような大きな仮想の面をイメージしてください。このイメージをもつとフェース向きがより安定するので、三角ネックに適したストロークになるでしょう。

オデッセイ トライビーム
三角形状のネックを採用したオデッセイの新モデル。ソールにウェイトを搭載し、高い慣性モーメントをもつ
「ラケットホーゼル」と名づけられた三角ネックには、芯を外して打ったときのヘッドのブレを抑える効果がある

いかがでしたか? ぜひ三角ネックのパターでお悩みの方は参考にしてみてください。

解説・レッスン=石井良介
●いしい・りょうすけ/1981年生まれ、神奈川県出身。トラックマンを駆使したレッスンが人気のPGAティーチングプロ。YouTubeチャンネル「試打ラボしだるTV」が人気で、最新ギアはほぼテスト済み!

構成=コヤマカズヒロ
写真=相田克己

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