武井壮、葭葉ルミとラウンドトーク!プロ12年目のテーマはなんと…?

百獣の王こと武井壮が、プロゴルファーを目指していろいろな経験を積むのがこの企画。
今月のゲストは、ツアー12年目を迎える葭葉ルミ。

11年間の経験や今の現状を活かし、これまでとは違ったテーマで新シーズンに挑むという。

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12年目のテーマは“チャレンジ”
裏テーマは“楽しむ”

武井:やっぱり飛びますねー。飛距離は僕といい勝負。

葭葉:私は、まだまだ飛ばし足りないな、と思いました(笑)

武井:さすがは、全米女子オープンに出場したときに、4日間平均飛距離1位を記録したプロですね。

葭葉:2017年のことなので、6年前ですけどね。

武井:プロ入りしてから何年目になりますか?

葭葉:ツアーに出るのは今年で12年目です。

武井:もう10年以上ですか! 最近のゴルフはどうですか?

葭葉:昨シーズンは飛距離が出る自分の武器を活かしたプレーができませんでした。意識してできなかった、というのもあるんですが、そこが持ち味なので、今オフは飛距離をさらに伸ばすことに取り組んでいます。

武井:それで狙うは2勝目ですね?

葭葉:はい。もう初優勝から8年も経っていて、記憶もだいぶ薄れてきました(笑)

アプローチ、バンカーもうまい!
女子プロでも武井と同じくらい飛ぶ選手は稀なのに「もっと飛ばしたい」という葭葉。アプローチとバンカーも「得意なんですよ♪」と、何度もベタピンに寄せるのを見て、打ち方を教わる武井

武井:葭葉プロが飛距離をさらに伸ばしたら、パー4のセカンドはウエッジで打てますね。

葭葉:2打目を100ヤード以内にして、その短い距離も一辺倒の打ち方ではなく、いろんなクラブや打ち方でピンにつけられるバリエーションを増やしたいと思っています。

武井:今日も短い距離から、見事にベタピンにつけるシーンを見せつけられました。

葭葉:高い球で上から落とすのが、私にとっては一番寄せやすいのですが、いつもその球筋で寄せられるとはかぎらないので、スピンを増やして止めるとか、ドロー回転でランを出して寄せるとかを突き詰めていきたいです。

武井:それって、男子プロっぽい寄せ方ですよね。

葭葉:そのほうが楽しいかな、と思って。今シーズンの裏テーマは「楽しむ」なんです。

今季の裏テーマどおり、チャンスでもピンチでも終始笑顔で楽しんでプレーする葭葉

武井:今日もずっと楽しそうにプレーしていましたよね。

葭葉:楽しかったですよ! 最近、男性ゴルファーを倒すのがブームで、リキませて負かすのが楽しい♪(笑)

武井:僕はその術中にはハマりませんでしたよ!

葭葉:武井さんはリキんでくれませんでしたね。メンタル強いなぁと思いました。

武井:裏テーマが「楽しむ」なら、表のテーマはなんですか?

葭葉:「チャレンジ」です。じつは、ここ2年くらいアイアンで悩んでいて……。練習だとうまく打てるけど、試合だとうまく打てないというのが続いています。だからパー3でめちゃくちゃ打っちゃうんですよ。

武井:僕もアイアンが苦手で、パー3が一番ムズい。

葭葉:パー3でティーアップした瞬間に「当たんない」って感じがしちゃう。まだパー4のセカンドのほうがいい。パー3って乗らないともうミスになってしまうじゃないですか。

武井:そうそう。簡単にボギーのピンチがきちゃう。

葭葉:試合にずっと出ていると「乗ればいい」って頭になって、グリーンのセンターを狙うようになるんですけど、それがすごく悪循環を生むって昨年気づきました。左ピンなのにセンター狙いで打ったら、うまく当たらなくて右に飛んでピンから大きく離れてしまったり、うまく当たらないから大きい番手を持ってしまったりとクラブ選びも失敗してしまう。

武井:安全策が裏目に出る。

葭葉:そうなんです。グリーンのセンターを狙っていいショットを打っても、バーディチャンスはこない。よかったころを思い出すと、そんな攻め方はしていませんでした。

武井:女子プロのレベルは年々上がっていて、バーディを獲らないと優勝争いができなくなりましたよね。

葭葉:昔はパーを積み重ねていったら上位に入れましたが、今はそれじゃ予選通過も厳しいですよ。昨シーズンは、予選通過がアンダーだったのが10試合くらいありましたからね。

武井:今はピンを狙うようにしている?

葭葉:はい。調子が悪くてもピンを狙っていかないといけない、ピンを狙うのをおろそかにしていました。もちろん絶対に打ってはいけないところは見極めますが、左ピンで左に外すと寄せにくい状況なら、ピンを狙いつつ左にだけはいかない球を打てばいいだけなのに。

武井:それを積み重ねないといけませんよね。

葭葉:ミスしてもいいじゃん、と思うようにもなりました。逃げてのミスは、なんでミスしているのか。向きなのか、球筋なのか、スイングなのか、状況的に苦手だったのか、原因がわからなくなってしまうんですよ。

武井:蟬川泰果プロって、果敢にピンを攻めるじゃないですか。その理由を聞いてみたんですよ。そしたら、葭葉プロと同じく、真ん中とか逆サイドを狙って乗せたとしてもバーディチャンスがこない。練習のときからピンを狙って打っているし、ショートサイド側に外したあとの練習もひたすらしているので自信がある、といっていました。

葭葉:今の若い子はみんなその思考なんですよ。嫌がって攻めなさすぎてダメっていうのが一番後悔する。今までと同じじゃ戦えないから古い思考は捨てて、もっとアグレッシブにチャレンジしないといけません。

後悔したくないから「ピンを狙う」にチャレンジします。ーー葭葉

武井:たしかに、今のトッププロはスーパーアグレッシブ!

葭葉:アイアンの調子は上がってきているんですよ。ドライバーが振れているのでアイアンも振れるようになってきている。

武井:めっちゃ振りますよね!素振りから「ブン!」って振るもんね。

葭葉:それはすごく意識しています。ボールに合わせて打たないのが大前提。ドライバーは「あそこに打つぞ!」と思ってバーンと打っていい結果が出ているので、アイアンも同じようにしたいです。

武井:女子ツアーも2月末には開幕ですが、今シーズンの意気込みは?

葭葉:今季の出場資格だと、かぎられた試合しか出られませんが、貪欲にウエイティングします。万全の準備をして、ウエイティングで出場権が下りてきたら結果を残す。

武井:リランキングで後半戦の出場資格を得ることもできますよね。ステップアップツアーには?

葭葉:今のところ出る予定はなく、レギュラーツアーのスポット参戦でリランキングの上位に入ることが絶対条件。そのためにチャレンジャーの気持ちで挑みますが、これまでの11年間とは違った感覚で挑むのは、逆に新鮮で楽しみです。

自主的にコース内を目土しながら回る姿にも好感度アップ!

武井:12年目にして、フレッシュな気持ちで挑めるのはいいですね。

葭葉:出れる試合が決まったらSNSで早めに発信するので、チャレンジしながら楽しんでいる姿をぜひ観にきてほしいです!

武井:ベテランになると落ち着くか、引退する選手も少なくはないなか、30代でのチャレンジャーって魅力的かも。2勝目、期待しています!

いかがでしたか? 今後も葭葉プロの動向には目が離せませんね!

武井 壮
●たけい・そう/スポーツ、芸能の枠を超えて活躍するマルチタレント。1月からテレビ東京系列で、新番組「武井壮のゴルフバッグ担いでください」(日曜朝9:30から)をオンエア中。
●オフィシャルサイト
 gogotakei.com/
●X(旧Twitter)アカウント
 @sosotakei
●インスタグラムアカウント
 sosotakei

葭葉ルミ
●よしば・るみ/1993年生まれ、東京都出身。162cm。12年のプロテストに合格。13年にステップアップツアーで初優勝し、14年に初シードを獲得。15年には予選会から「全米女子オープン」に出場して14位。16年「ニッポンハムレディス」でレギュラーツアー初優勝。ドライビングディスタンスは17、18年連続1位。23年も252.90ヤードを記録し12位。富士住建所属。
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 @yoshibarumi
●インスタグラムアカウント
 yoshiba0312rumi

写真=相田克己 協力=日神グループ 平川カントリークラブ

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