2パット目で重要なのは?ポイントは「打ち出す方向」

スタート前のバッティンググリーンで、みなさんは何かプラン(計画)をもって練習していますか?

オススメのプランは「2パットで上がる」で、3パットが減り、1パットが増える。

「今日は5打は得した!」と感じるパット数でホールアウトできますよ!

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ショートパットと同じアドレスで打つのがミスの原因

狭いスタンス幅、ストレートに近いストローク軌道は、方向性はよくなるが大きく速く振る動きのなかでは芯を外す原因が増えてしまう

寄せたいロングパットは、ショートとオーバーどっちが多いか?経験豊富でパットの出来がスコアに大きく影響する中上級者は、断然ショートが多いです。これはオーバーする怖さとリスクを知っているから、というのもありますが、それ以上に”芯をくっていない”ことでのエネルギーロスのほうが大きな原因。

大きく、速く振ったぶん打点はズレやすくなりますが、ズレを助長するのが「どの距離も同じ構えで打っている」です。

アプローチでは、10ヤードと70ヤードで同じ構えはとりませんよね。つまり、ロングパットの寄せる用のアドレスをとることが”芯でヒットする”につながるのです。

ロングパットで”芯に当たりやすくなる”アレンジ法

ショットと同じに、グリップをチェンジ

スタンス幅を広げ、ボールから離れて立つことでストロークをイン・トゥ・インにする。グリップもパット用の握りからショット時の握り方に変更したほうが、振り幅を大きくしてもパターの芯でとらえる正確性が上がる

スタンス幅をチェンジ、ワイドに
ボールとの距離をチェンジ、イン・トゥ・インに

ボール位置、前傾角 セットアップに気を配る

つねに一定の構えが方向性をよくする。ボール位置と前傾する角度が、都度変わらないように注意しよう

”入れる”2パット目で大切なのは打ち出す方向です。方向性アップもアドレスが大事で、フェースを目標に真っすぐ向けるのはおおよそできるでしょう。

しかし、ストローク中にズレることは多々あり、しかも無意識にズレが起こることも。その原因はボール位置と前傾角にあります。

ボール位置は左右よりも前後(奥と手前)に注意。ボールが遠く離れると前傾角は深くなり、引っかける要因が増える。ボールが近すぎると前傾角は浅くなり、押し出す要因が増えてしまいます。

このボール位置と前傾角は個人差がありますが、大切なのはいつもどおりにすること。タッチは強めでいいので、普段どおりのセットアップにすることに気を配ってください。

ボール位置が近すぎる(左写真)前傾角が浅く、ハンドアップ、ヘッドのヒール側が浮いた構えは、フェースが開いた状態でインパクトを迎えやすく右に押し出してしまう
ボール位置が遠い(右写真)前傾角が深くなり、ハンドダウン、ヘッドのトゥ側が浮いた構えは、フェース向き、軌道とも左に引っかけるミスが出やすくなってしまう

いかがでしたか? ボール位置、前傾角 セットアップに注目しましょう!

レッスン=今野一哉
●こんの・かずや/1982年生まれ、千葉県出身。ベストスコア58、昨年の平均スコア69.9とプレーヤーとしてのスキルも高いが、ゴルフの考え方に多角的な視点をもち、小誌で連載を長期担当。東京都・江戸川区のキッズゴルフクラブ代表。

写真=田中宏幸
協カ=日神グループ平川CC

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