“片手打ちパット”のメリットとは?稲見萌寧のコーチ直伝のドリルを紹介

“片手打ちパット”のメリットとは?稲見萌寧のコーチ直伝のドリルを紹介

 プロコーチの奥嶋誠昭氏に、パッティング上達のコツを聞くと”片手打ち”がおすすめとのこと。奥嶋コーチが教えているプロにもこの練習方法を教えているといいます。

 そこで、今回はパッティングの片手打ちドリルを奥嶋コーチに教えてもらいました! ぜひチェックしてみてくださいね。

50㎝を片手でポン!

左右それぞれの手で片手打ちをして、打ちやすいほうが自分の主体となる手。その手主体でしっかり練習し、磨くことが大事

 パッティングは自分がどちらの手を主体にストロークしているかを知って、その動きを磨くのが上達のコツ。私も選手たちに片手打ちをよくやらせます。得意なほうの手で、50センチくらいのショートパットを打つ練習をするとパッティングの精度を上げられます。ボールの打ち出し方向を意識して、カップのど真ん中から入れましょう。パターマットで練習してもOKです。

片手打ちでは、打ち出し方向をコントロールしながら練習する。50センチ程度の短い真っすぐなラインで、カップの真ん中を狙ってど真ん中からカップインさせる練習を繰り返そう

 また、普段から芯で構え、芯で打つ練習をしておくことで、打点のブレによるタッチのズレを減らすことができます。

 そして自分の基準となる振り幅でストロークしてちゃんと芯で打ったときの、ボールの初速のイメージを目に焼きつけましょう。これがすべての距離感の基準になります。

いつも芯で打てなきゃタッチは生まれない

タッチが不安定な人は、打点がバラついているケースが多い。まずはパターの芯を意識し、芯で構える練習をすることが、芯でヒットできるようになる第一歩

自分のパターの芯の位置もチェック

自分のパターの芯がどこかを知ることも大事。フェース面にボールを当ててみると、芯がどこかわかる

いかがでしたか? あえて片手で打つことで打ち出し方向をそろえる練習になるのですね! ぜひ練習してみてください!

レッスン=奥嶋誠昭

●おくしま・ともあき/ 1980年生まれ、神奈川県出身。プロコーチとして稲見萌寧、高橋彩華、木下稜介らを指導。「GEARS」を駆使したレッスンの第一人者でもある。

構成=鈴木康介
写真=相田克己
協力=日神グループ 平川CC

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