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ゴルフのツアー会場の“トレーラー”ってどこから来てる?ゴルフカメラマンが調査

ギャラリーの目に触れることはほとんどないが、海外ツアーのトーナメント会場には常時20台以上のトレーラーがやってくる。どんなトレーラーが来ているのか、に突撃!

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会場に着いたら2階建てに変身!

トレーラー部分のサイドが外へとスライドし、作業スペースが広がるようになった(①②)のは10数年前からだが、近ごろは縦にも伸びる! 

テーラーメイド(③)は19年の春から、キャロウェイ(④)は今年から2階建てに変身するツアーバンに新調し“巨大化”が進んでいる。

ちなみに、テーラーメイドのバンの内部は、2階建てになっても作業スペースの床面積は変わらないが、ツアーレップによると「頭上の空間が広がり快適になった。休憩や談話のためのソファーエリアも増やしたので職場環境が格段によくなったよ」とのこと。

ほかには、クラブやボールなどの製造をやめてしまったナイキのツアーバン(⑤⑥)もある。ナイキのウエアやシューズは多くの選手が使用しているので、今も各会場に出向いているのだ。

米と欧州ではトラクター部分のタイプが違う!

日本のメーカーのツアーバンももちろん会場に来ている。ミズノ(⑦)のバンは、高級車のメルセデス・ベンツだ!

ツアーバンは作業車のトレーラーと、それを牽引する運転車両のあるトラクター部分にわかれる(⑧)。トラクター部分は、米ツアーと欧州ツアーではタイプが異なることに気づいた。

米ツアーのトラクター部分は、エンジンルームが運転席の前方に出ている「ボンネット車」(⑨、⑩)が多く、欧州ツアーは日本ツアーでもよく見かけるエンジンの大部分が運転席の下にある「キャブオーバ車」が多い。

その理由は、米ツアーは広大な大陸を移動するので振動が少なく、運転席スペースも広くとれるボンネット車のほうが楽なためらしい。

テレビ中継のトレーラーも大挙!

テレビ局が放送のための設備を設置している“TVコンパウンド”と呼ばれるエリアにもトレーラーがズラリと並ぶ(⑪)。中継映像を管理するコントロールルームや映像を受け取るトレーラーのほか、スタッフの荷物を収納したりオフィスとして使用するトレーラーなど、その数は10台前後にも及ぶ。

それに加えて、PGAツアーがショットの位置などを把握する「SHOTLINK(ショットリンク)」のデータを管理するトレーラー(⑫⑬)や、クラブハウスの近くには、通称“フィシオ”と呼ばれるフィットネストレーラーが2台常駐。1台はマッサージなどを行ない、もう1台はトレーニングができるジム施設を備えている。

いかがでしたか? 今回は海外のツアー会場に並ぶトレーラーを紹介しました。

フォトグラファー
田辺安啓(通称JJ)
●たなべ・やすひろ/1972年生まれ、福井県出身。ニューヨーク在住。ウェストバージニア大学卒業後、ゴルフコース、テレビ局勤務を経験し、ゴルフを専門とするフォトグラファーに転身。ツアーのみならず、コースやゴルフ業界全般に関わる取材も行なっている。

取材・写真=田辺安啓
TEXT&PHOTO Yasuhiro JJ TANABE

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