“65”の猛チャージで古江彩佳、2試合連続トップ3入り「米ツアーでは…」とコメント

米LPGAツアー「LPGAドライブオン選手権」の最終日が行われ、古江彩佳は、7バーディ、ノーボギーで「65」で回り一時首位にも立ちましたが、最後は通算19アンダーの単独3位に入りました。

古江は米ツアー出場2試合連続でのトップ3入りを果たしています。

そんな絶好調の古江のレポートをお届けします。

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ゴルフも語学力も成長中の22歳

11月中旬の米女子ゴルフツアー最終戦で、古江彩佳はルーキーシーズンをこう振り返った。「すごく充実していました。自分のゴルフのなかで学ぶことがたくさんある、と感じさせられましたね」

米ツアー27試合に出場し「スコットランド女子オープン優勝」を含むトップ10入り4回。「まさか1年目で勝てると思わなかった」と思わぬ勝利によろこぶ反面、「（海外）メジャーで4日間戦えること」を来季の課題にあげ、現状で満足しきっているわけではない。

「メジャーはレベルがすごく高い大会ではありますが、メジャー3試合で予選落ちしたことが悔しかった。試合を重ねることで経験を積むしかないんですけど、米ツアーではいろんな芝があるので、どんな芝にもしっかりと対応できるようにしたいと思います。それから、ボールを高く上げて止めるショットが打てれば、アプローチの精度も上がると思うので、そこはトライしてみたい」

最近は、ゴルフ場外でもトライしてることがある。「ディズニー映画を観るようになりました。普通の映画を観るのも好きですが、ディズニーもすごく好きなので、ディズニー映画をアプリに入れて、移動時間など空いた時間に観ているんです」

趣味の範囲にとどまらず、映画を観ることによって、以前より英語を聞き取れるようになったと手応えを感じているそうだ。「音声は英語、字幕は日本語です。日本語字幕がない映画は、英語字幕で頑張っています」

映画で覚えた好きな単語は「This is the way」。これは、スター・ウォーズ系列の実写ドラマ「マンダロリアン」で、主人公のマンダロリアンが何かを決意するときにたびたび発する決め台詞である。同ドラマでは「これこそ、我らが歩むべき道」と言う意味で使われている。

古江はこれからどんな道を歩むだろうか。まだまだゴルフも語学力も成長中の22歳。米ツアー2年目も楽しみである。

古江彩佳●ふるえ・あやか／2000年生まれ、兵庫県出身。22年から米ツアーに参戦し、「トラストゴルフ・スコティッシュ女子オープン」で優勝。国内ツアーでは「富士通レディース2022」連覇と通算7勝目をあげた。

南しずか●みなみ・しずか／東京都出身。2009年より米女子ゴルフツアーを取材。ゴルフ雑誌や「ナンバー」「SportsIllustrated」などスポーツ誌に写真を提供。

写真=南しずか
PHOTO&TEXT Shizuka MINAMI

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