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NY在住・ゴルフカメラマンが教える「海外ツアー観戦ガイド」!タイガーを間近で見れる?

ゴルフファンであれば1度は本場のPGAツアーを観戦してみたい! と思っている人も多いはず。そんな人たちのためにPGAツアーを駆け巡って撮影をしているゴルフカメラマンが観戦に役立つ情報をお届けします。ぜひご参考に!

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1、HPでチケットを購入しよう

大会によってチケットの値段も大きく変わってくる。たとえば、フォーティネット選手権のWeekkyチケットは199ドル。サンダーソンファームズ選手権は110ドルだ

まず、日本と一緒でチケットがないと会場には入れないので、インターネットでチケットを購入しましょう。PGAツアーの公式HP(pgatour.com)にアクセスすると「Schedule」という項目があり、今後行なわれる試合の予定を閲覧できます。それぞれの大会名の下に「Ticket↗」という項目があるので、そこをクリックすると購入サイトに飛べる。チケットにはいくつかの種類があるので、希望のチケットを選んで購入しますが、はじめて買う場合はサイトでの新規登録が必要になります。

チケットの種類(一部) Weekly Ticket

大会期間中、いつでも入れるチケット。PGAツアーでも練習日にも入れる試合がある。当日来る選手はわからないが、人が少なく見やすさは◎

チケットの種類(一部) Day Ticket

1日チケット。はじめて観戦するならこのチケットを買うのがオススメ。日によって値段も変わり、日曜日が必ずしも高いわけではない

チケットの種類(一部)Premium Ticket

プレミアムチケットは、一般チケットでは入れないエリアに入ることができて観戦しやすい。選手のすぐ近くにいけるなど、特別感も味わえる

2、会場までの行き方を考えよう

これも日本と同じで、会場まで行くのに車があると便利だが、旅行で行ってレンタカーがない人は、公共交通機関やUber(配車サービス)を使うのがオススメ。ニューヨークなど大都市で開催される場合は電車で行けるのですごく楽です。Uberもアメリカでは日常的に利用されていて、旅行の際の移動に便利です。

車の場合

車で行くときは、チケットと一緒に駐車券が必要な場合がある。チケットを購入すれば自然と駐車券がついてくるときもあるが、含まれていないこともあるので、チケットを買う前に確認しよう

タクシーの場合

Uberに乗るためには、事前に携帯にアプリを入れておく。それで配車を依頼する。クレジットカードの登録もできるのでやっておくと便利。相乗りなどもあり、料金を安く抑えることができる

公共交通機関の場合

都心部は電車のアクセスがよい。以前、ニューヨークのシネコックヒルズゴルフクラブで開催された全米オープンでは、電車の仮設駅が作られ、降りてすぐに会場に行けた

あると便利! な持ち物集|[ チェア ]

コース内では座れるところが少ないので、小さなイスを持っていって、観戦するときや疲れて少し休むときに使おう

あると便利! な持ち物集|[エコバッグ ]

会場によってはお土産をもらえる試合も多いので、大きめのエコバッグを持っていくと、まとめられるので便利

あると便利! な持ち物集|[ 上着 ]

天気が変わりやすい試合も多いので、前の日にしっかり天気予報をチェックすることが大事。寒くなりそうであれば上着は必須

あると便利! な持ち物集|[ ボトル ]

大会によっては無料で水や飲み物を提供している試合もあるので、ボトルがあると便利。夏はこの供給に救われる

あると便利! な持ち物集|[ サイン用のペン ]

サインをもらえることもあるので、サインペンは必ずもっておきたい。ボールにサインしてもらえることもある

あると便利! な持ち物集|[ 帽子]

基本的に服装は自由だが、日差し対策として帽子はあったほうがいい。サングラスをかけているギャラ
リーも多い

3、メインイベント! プレー観戦を楽しもう

観戦の仕方は人それぞれですが、お目当ての選手の組について一緒に回る人もいれば、ティーイングエリアやグリーン周りに留まって観る人もいる。タイガー・ウッズなど人気選手のうしろには多くの観客が列をなして移動しています。日本と比べて歓声の大きさも違うので、すごく盛り上がりますよ。また、PGAツアーではよくみる光景なのですが、友達同士で賭けをしながら観戦を楽しんでいる人もいます。

意外と穴場! LPGAツアーの観戦もオススメ!

日本人選手からもらえる確率はとくに高い。渋野選手はサービス精神が旺盛なので快くサインしてくれるだろう

日本では女子ツアーのほうが人気がありますが、アメリカは逆。LPGAツアーは、PGAツアーに比べてチケットの料金も安く、ギャラリーも少なめです。ゆったり観戦したいという人は、ぜひLPGAツアーのほうに行ってみましょう。今は渋野日向子選手や畑岡奈紗選手、笹生優花選手など、日本人も多く活躍しているので応援も楽しめます。

日本の大会と比べてサインがもらいやすい!

日本では、試合のときにあまりサインをもらえるイメージはありませんが、アメリカはもらいやすい。コロナが流行っていたころはサインをもらえないときもありましたが、今は制限がありません。サインエリアなどがある試合もありますし、選手はとてもフランクなのでお目当ての選手には積極的に声をかけてみましょう。

4、まるでお祭り!? 大会以外のイベントも参加してみよう!

PGAツアーは、お祭り感覚で行く人も多いです。試合などはまったく見ずに、家族でご飯を食べたり、お酒を飲んだりして過ごしている人はけっこういます。車が展示されていたり、コンサートがあったり、シミュレーションゴルフなどを無料で体験できるエリアがあったりと、行くだけで楽しめるというのも魅力だと思います。以前、家族で試合を観に行ったときは、大手スーパーがスポンサーの大会だったので、たくさんのお土産をもらいました。

人気アーティストのコンサートが開催されることも!

試合の日にコンサートが開かれることもあります。左の写真はセーフウェイオープンでの様子。プロゴルファーで音楽活動もしているジョン・デーリー(写真)がジェイク・テイラーのライブにゲスト出演したときのもので、すごく盛り上がりました。ほかの大会では、マルーン5やブラッド・ペイズリーなどの有名歌手のコンサートが開かれて話題になりました。

5、一度は行ってほしいオススメの大会

16番ホールは人が一番多く、とくに大きな歓声が上がる。今年は巨大な電光掲示板が2台設置され、さ
らに進化していた

僕が1番オススメする試合は、アリゾナ州のTPCスコッツデールで開催されるフェニックスオープンです。会場に足を運ぶだけでゴルフ観戦の世界観が変わるくらい圧倒されます。1週間の入場者数は60万人といわれていて、水曜日のプロアマのときから16番ホールはライブ会場みたいに盛り上がります。日本から行く場合は、飛行機の乗り継ぎが必要で、少しアクセスがよくないですが、行く価値はあります。また大会期間中は近くのホテルは予約で埋まるので、早めに計画して予約しましょう。

ゴルフ観戦の世界観が変わる! フェニックスオープン

選手を目と鼻の先で観戦できるホールも。いい場所を取るためにオープンと同時に走って場所とりをする人も多い

交通アクセスがいい! ジェネシス招待

ジェネシス招待は、カリフォルニア州のロサンゼルスで開催されている試合で、リビエラ・カントリークラブで行なわれます。ロサンゼルスには、ロサンゼルス国際空港があり、日本から直行便が出ているので行きやすい。海も近くにあるので観光も楽しめます。大会の名物ホールは、難しいとされる10番のパー4。ドキドキしながら観戦できると思います。

日本人も多い!ソニーオープン in ハワイ

ソニーオープンは、日本人にも馴染みがあるハワイで開催されます。ギャラリーには日本人が多く、写真を撮っていても日本人が多く写ります。日本からも行きやすいですし、ホノルルからコースの近くまでバスが出ていたりするので、会場までのアクセスもいい。ハワイは旅行としても楽しめるので、旅行のついでに行くのもオススメですよ。

いかがでしたか? 本場のPGAツアーの観戦を検討してみてくださいね!

解説=田邊JJ安啓

●たなべ・やすひろ/1972年生まれ、福井県出身。ニューヨーク在住。小誌でも連載を行なっているゴルフを専門としたカメラマンで、米ツアーを中心に撮影をしている。

写真=田邊JJ安啓

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