ディボット跡から脱出法とは?「あえてトップさせる」と女子プロがレッスン

プロのうまさが光るのが難しい状況やトラブルでのショット。難しい状況やトラブルでのショット。今月は「こんなとき、どうするの?」と困ったときに、いくつかある対処法のなかから「これがいちばん簡単、確実でいいですよ」という狙い方や打ち方のヒントを教えてくれた。

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フェースのスコアラインのいちばん下に当てて打つ

撮影中に見つけたジャイアント・ディボット跡! 「きちんと目土されていますが、砂が入っているほうが難しいので、打つ側としては最悪のライですね(笑)」と桑山

不運にも打球がディボット跡に入ってしまったときは、意図的にハーフトップを打ちます。スイングは払い打ちで、インパクトゾーンでヘッドを低く長く動かす。ソールを地面にまったく触れさせないくらいのイメージでOKです。クラブの打点はフェースの下めになりますが、スコアラインの下から1本目に当たっても意外とキャリーは出るんですよ。

とはいえ、弾道はふだんよりも低めになります。グリーンのすぐ手前にバンカーなどのハザードがあるときは、それらにかからないライン(方向)でグリーンオンを狙いましょう。

スコアラインのいちばん下に当てる意識をもって打つ。「アイアンの刃で打とうとすると、どトップになりやすいけど、ここで打てばトップめでもキャリーが出るので飛距離が大きく落ちません」(桑山)

打ち込んでボールだけをヒットするヘッドの入れ方はズレが出やすい。目土なしはヘッドが跳ねやすく、目土されたディボット跡はヘッドが潜って大きなミスになってしまう。

意図的にトップさせる打点のコントロールが必要なので、ズレが出にくいコンパクトスイングとゆるやかな入射角でボールをヨコから払い打つ。

いかがでしたか? 桑山さんのアドバイスをぜひ参考にしてみてください!

桑山紗月

●くわやま・さつき/1998年生まれ、千葉県出身。12歳からゴルフをはじめ、22年にプロ入り。同年のステップアップツアー、九州みらいの建設グループレディース窓乃梅カップでツアー初優勝をあげる。ディライトワークス所属。

構成=小山俊正、鈴木康介、編集部
写真=相田克己、田中宏幸

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