小柄な人にオススメ“フラットスイング”でパワーを出す!

今月はシニアツアーで活躍するトップ選手のスイングを解説。それぞれ違った飛ばし方をしているのでチェックして、自分に合うスイングを見つけよう!

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手首を使わず体の回転で振る

マークセン選手は、身長163cmと小柄な体型です。そのハンデを体感を使ったフラットなスイングで解消。前出の深堀選手とは対照的なスイングで飛ばしています。

ヨコ振りは手元を体から少し離して構える
体幹を使って振るとフォローまで前傾角をキープできる

❶のアドレスを見ると、手元と体の距離が遠い。アドレスで離れていた手元は、トップでは体に近づきコンパクトなポジションに収まります(❸)。このトップまでの動作を、手首はできるだけ使わずに、体の回転だけでクラブを振り上げるようにするとスイング軌道はフラットになる。ダウンスイングもフラットに振っていきますが、体幹を使わずに振ると軌道がブレてしまいます。大きな筋肉である体幹を使った回転なら、安定感と持ち前の力以上のパワーを引き出すことができるのです。

フラットスイングでの注意点は、手首を使ってフェースローテーションを入れないこと。ヨコ振りでフェースの向きを変えると、大きなズレが起こりやすくなってしまいます。また、ダウンスイングでは、体の回転速度を落とさないことも重要。体の回転が止まると引っかけやすくなります。もうひとつ、フラットスイングは前傾角のキープも大事になりますが、体幹を動かして振れば体が起き上がりにくくなる。身長が低い人はこれらの点に注意して、ヨコ振りで飛ばしてください。

いかがでしたか? 小柄な人もマークセン選手のスイングを参考に飛距離アップを目指してみてください。

P・マークセン

●プラヤド・マークセン/1966年生まれ、タイ出身。163cm、68kg。22年のシニアツアーでは、日本シニアオープン、日本プロゴルフシニア選手権、 トラストグループカップ佐世保シニア オープンなど、6連勝してシニア賞金王を獲得。SINGHA所属。

解説=上田栄民

●うえだ・えいみん/1964年生まれ、東京都出身。JPGA公認A級ティーチングプロ。19年にJPGAティーチングアワード最優秀賞を受賞。エイミンゴルフアカデミーを主宰し、多摩セン ター校など7つのスクールを運営。

写真=ゲーリー小林

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