ゴルフ上達には“グリップ”を見直すべき!女子プロが深いワケを解説!

〝なっち先生〞こと大谷奈千代が、コーチに転身して気づいた「プロとアマチュアの考え方の違い」は、スイングの改造や強化以上にスコアアップの効果がある。そこで「頭と心の中を変えるレッスン」を毎月掲載!

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ベテランは「優位性」と「有意性」を考えて上達を目指そう!

「加齢とともに改造する優先順位が変わってきます」と大谷。若いゴルファーには筋肉や関節の動かし方を優先するが、高齢になってきたベテランゴルファーには現状のフィジカルで「ほかよりも優れていて、意味があり、ためになること」をレッスンするそうだ。そのひとつがグリップで、握り方を変えるだけで即スイングやインパクトの欠点を補える

みなさんは年齢を重ねても、気持ちは学生時代や若いころのまま……なんてことはありませんか?私はその傾向です(笑)。しかし、残念なことに体は確実に衰えてきているので、できないことが増えてきました(涙)。

とくに朝イチのドライバーショットは、体を捻転させることにいつも苦労しています。昔と比べると、バックスイングがとにかく苦しい!しっかり体をひねることができなくて、ダウンスイング以降、クラブがアウトから入りやすく、フェースが開いてスライス。反対にフェースが被ってヒッカケと、両方のミスが出ることがあります。

こうなってしまうと打球の方向性が悪くなるだけではなく、飛距離ロスにもつながってしまうので大問題!根本的な対策としては、関節の可動域を広げるためのストレッチが必要になりますが、効果が出るのに時間がかかってしまいます。

こういった症状はキャリアが長く、今も現役バリバリで活躍しているプロの体験や解決法の話がとてもためになります。たとえば、アダム・スコットのスイングを勉強していたら、彼は2018年ごろから少し体が固くなったことを感じてきたそうで、クラブの握り方をボールがつかまりやすいストロンググリップに変えました。ストロンググリップはダウンスイング以降、早い段階でフェースを返していける握り方。今の年齢やツアープロ人生を長くするために「優位性」と「有意性」を考えたうえでの彼なりの進化だと思います。

加齢によって体が固くなり、それを補うための工夫が必要だと感じている人は、ぜひグリップを見直してみてください。最初は気持ち悪いと感じるでしょう。ですが、グリップの仕方はフェースコントロールに直結します。無理に体を動かす必要がなく、「ストレッチをガンバったら逆にケガをした」なんて冗談みたいな話もたまに聞きます。歳とともに見直すのはスイングよりもグリップのほうが即効性のある処方箋。今の柔軟性や筋力でナイスショットを打つことができますよ!

大谷奈千代

●おおたに・なちよ/1984年生まれ、兵庫県出身。05年のプロテストに合格。ステップアップツアー2勝、11年には賞金シードを獲得。現在はレッスンにやりがいを感じ、コーチに転身。アマチュアやプロの卵を精力的に指導している。

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