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スタンフォード大学卒・4カ国語話せる超インテリ女子プロ!ゴルフにハマった理由は?

ニュースだけじゃ伝わらない米女子ツアー選手たちの魅力を毎月、現地からレポートします!

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Tough Girls No.112 
「思いどおりにいかない」そんなゲームを楽しむ才女

アルベイン・バレンズエラをひと言で表すなら〝才女〟だろう。米ツアー3年目の25歳の彼女は、学生時代に米国名門私立大学のスタンフォード大学で政治学を専攻し、4カ国語(フランス語、スペイン語、英語、ドイツ語)を話せる。本人の自己申告によると、成績優秀だったそうだ。「とくに暗記系の科目は、テスト勉強をやればやるだけすぐに結果に表れたので、ガンバっていました」。こんなにデキる子が、ゴルフを生業に選んだのは「思いどおりにならないおもしろさがあるから」だという。

たしかに、たとえいいラウンドだったとしても、ほかの選手のスコア次第で予選落ちするかもしれないし、完璧と思うショットを打っても、突風など外的要因によって、変な場所にボールが飛んでしまうこともある。バレンズエラは、そんな思いどおりにいかないゲームを楽しみ、また仕事としてのやりがいも感じている。「学校の勉強は自分のためだけにやるものでした。プロアスリートも自分のためにガンバりますが、試合のパフォーマンスなどを通して誰かに希望や勇気を与える存在になれるかもしれない、ということがガンバるモチベーションになります」。

だからこそ、バレンズエラの夢はスポーツ最大の祭典、オリンピックで金メダルを獲ること。しかも来年のパリ五輪は、母親の母国フランスで開催されるため思い入れもある。そんな夢を叶えるため、選手として成長を見せている。昨年オフ、苦手意識のあったバンカーショットの改善に着手した。「難しく考えすぎていたんですよ。いつの間にかクラブフェースが開きすぎ、スタンスも広くなりすぎていました」と振り返る。

シンプルに打つことを心がけたことで、サンドセーブ率「36・49%/140位(昨年)→ 62・50%/2位(今年9月25日現在)」と劇的によくなった。まだツアー未勝利だが、トップ10入りは通算6回。勤勉な才女は、自分でコントロールできることだけを黙々とガンバる。

東京五輪での1コマ。ピーナッツと胡麻がアレルギーらしく、東京五輪に合わせて「私はピーナッツと胡麻アレルギーです」という日本語を覚えたそうだ

いかがでしたか?海外ではまだまだだくさんの選手が活躍しています。注目していきましょう!

アルベイン・バレンズエラ Albane Valenzuela Switzerland
●1997年生まれ、スイス出身。2016年リオ五輪、2021年東京五輪にスイス代表として出場。今季は「シェブロン選手権」4 位、「バンク・オブ・ホープLPGAマッチプレー」5位など好成績を残している。

写真=南しずか PHOTO&TEXT Shizuka MINAMI
●みなみ・しずか/東京都出身。 2009 年より米女子ゴルフツアーを取材。ゴルフ雑誌や「ナンバー」「SportsIllustrated」などスポーツ誌に写真を提供。

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