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松山英樹のショット前の“変な動き”の意味は…?「前傾を深くしたまま…」

ショット前に素振りをする。それは本番の予行演習なので本番さながらで振るはずが、このふたりはなんか変。その理由と意味に突撃!

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ヒデキとリディアのショット前の“変な動き”の意味は?

2023年シーズンは未勝利に終わった松山英樹だが、8月のプレーオフ第1戦「フェデックス・セントジュード選手権」の最終日は、最後の4ホールでスコアを4つ伸ばしたことにより、土壇場でフェデックスカップランク47位に浮上。2024年1月からはじまる新シーズンでは、今季の上位50位までが多くの出場権を得るという新ルールとなるため、50位以内に入ったことは優勝に匹敵するほど大きな意味があるといっても過言ではない。

この結果は、松山の日々の地道な努力が実を結んだ、と思える、そんな一場面をプレーオフ第1戦の最中に目撃したのでお伝えしたい。その週の松山はプロアマ戦のときからショット前に、仕切りにある〝大袈裟な動き〞をしていた。かなり前傾の深いアドレスをとると、トップからスイングプレーンをなぞるようにゆっくりとダウンスイングしていく。その際に手元を大きく下げてからフィニッシュへと向かう。

松山英樹 前傾を深くしたまま Swing!

この動きを何度か繰り返したあとに、実際のショットを行なっていた。この意味を、近くにいた黒宮幹仁コーチに尋ねた。「見たとおりです。簡単にいうと、前傾を深く保ちながらスイングする動きを大袈裟な動きで体に覚え込ませているのです。松山選手は前傾が浅くなる傾向がある。そうするとインパクトで腰が早くターンして手が返り、左へ引っかけるミスが出がちになる。その矯正のために行なっています」

マスターズにも優勝したトッププロが「今さら前傾角?」と思ったが、上達への道のりはマスターズチャンプでも、地味で地道な基本が大事だと実感した。このことは、もうひとりのメジャーチャンプにもいえる。昨年米LPGAで年間女王に輝き、同時に世界ランク1位にも上り詰めたリディア・コだ。

リディアは昨年後半、ショットの前には必ず〝大袈裟なワッグル〞を行なっていた。アドレスしたらアウトサイドにクラブを大きく上げてからアドレスの位置へ戻す。この動作の理由を本人に尋ねると「インサイドに引きすぎる傾向にあったので、極端にアウトサイドに上げるワッグルを行なって適切な軌道にテークバックできるようにしています」

リディア・コ クラブを大きくアウトに上げる Waggle!

このことをリディアのコーチのテッド・オーにも確認すると、「極端な形や動きで矯正は、ジュニアなどではよく取り入れるドリルですが、トッププロでは珍しい。しかし、スイングを矯正したいという強い意志があったので、リディアはこの動きを行なうことを躊躇しなかった」と述べた。松山とリディアの〝変な動き〞の目的はそれぞれ異なるものの「強くなるため」という根底の意志は同じ。もちろん、コーチとの綿密な戦略があって達成されることだが、アマチュアも見習ってみる部分は多いはずだ。

フォトグラファー
田辺安啓(通称JJ)
●たなべ・やすひろ/1972年生まれ、福井県出身。ニューヨーク在住。ウェストバージニア大学卒業後、ゴルフコース、テレビ局勤務を経験し、ゴルフを専門とするフォトグラファーに転身。ツアーのみならず、コースやゴルフ業界全般に関わる取材も行なっている。

取材・写真=田辺安啓 
TEXT & PHOTO Yasuhiro JJ TANABE

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