2勝目・堀琴音、“優勝”に導いたスイングの秘密を語る!「安定してフェードを…」

「Tポイント×ENEOS ゴルフトーナメント」にて、ツアー2勝目を飾った堀琴音プロ。そんな堀プロに、ご自身のスイング写真を見てもらって、どこを意識して振っているのかを解説してもらいました。

プロがどんなところを気にしているのか、スイングのイメージなども教えていただいたので、参考になること間違いなしです。

トップを高くしてアウトサイド・イン軌道で打っています

自分でいうのもなんですが、結構特徴があるスイングだと思います。一番はノーコックスイング。後方から見るとよくわかりますね。

持ち球はフェードなのですが、ノーコックで高いトップから、アウトサイド・インに振り下ろすようにスイングしています。高い位置に上げてから下ろすというイメージどおりのスイングです。この高いトップは、安定してフェードを打つにはどうすべきか考えた末にこの形にいたりました。

オフ期間は筋トレに力を入れている

「フェードを打つために、手首をあまり使わないノーコックで大きく円弧を描くようにクラブを上げています。イメージどおりに打てていますが、まだまだ荒削りなので点数は50点くらい」(堀)

昨年の後半戦は、疲れてくると上体が前に突っ込んで、打球が右に曲がりすぎてしまうことがありました。これは右サイドでクラブをさばくようにして注意しています。

改善したい部分は、インパクト付近の動き。左足が少し伸びるクセがある。もう少し曲げていたほうが飛距離が伸びるような気がするが、すぐに改善できるところではないので時間をかけて直していきたいそうだ

ほかには今年のオフ期間は体幹と腹筋を中心に鍛えています。鍛えているといっても重りを持つなど、軽いウエイトトレーニングばかりですけどね。まだ、効果が出ている実感はないですが、春先が楽しみです。あとは少しスピン量を減らそうと思っているので、そこはクラブの性能に助けてもらおうと調整中です。

独特なスイングですが、昔からのスイングなので、これからもあまり大きくは変えずにプレーしていこうと思っています!

いかがでしたか? 堀プロがご自身でスイングの秘密を語ってくれました。堀プロのスイングを参考にしてみてくださいね。

解説=堀琴音

●ほり・ことね/1996年生まれ、徳島県出身。163cm。20-21年シーズンはニッポンハムレディスでツアー初優勝を果たす。そのほかにもアース・モンダミンカップで4位タイ、ニトリレディスで3位タイに入った。2022年は「Tポイント×ENEOS ゴルフトーナメント」にてツアー2勝目を飾った。ダイセル所属。

写真=田中宏幸 協力=浜野ゴルフクラブ

関連記事一覧