ツアー初V・大西魁斗、注目若手・岩﨑亜久竜のスイング写真!阿河コーチが徹底解説

今季男子ツアーで台風の目になっている2選手がいる。そんなふたりのスイングをツアープロも指導している阿河徹コーチに解説してもらった!

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ワッグル初登場の2選手!

最近、アメリカのPGAツアーでは20代の選手が活躍し、各ランキングの上位に入っていますが、日本も同様に次々と若い選手が登場しています。国内男子ツアーの前半戦では、21年からツアーに本格参戦した岩﨑亜久竜選手と大西魁斗選手が大活躍。このふたりは優勝こそまだないものの、勝つのは時間の問題といえるくらいで、後半戦の大注目の選手だと思います。そんなふたりを、スイング面でも見て楽しめるポイントを解説していきます。

最初に岩﨑亜久竜選手を解説します。

飛んで曲がらないスイングができる

岩﨑選手はトップをだいぶ抑えたスイングをしています。クラブをシャット気味に使って、リリースのタイミングが遅め・ボールコントロール重視のスイングですが、それでも飛ばせるのは181センチもある大きな体で、飛ばすポテンシャルがあるから。それを強みにコントロール性を上げればツアーで戦えると、わかっているのでしょう。彼を見る機会があれば、コンパクトなスイングでコントロールを重視して打っているところに注目。方向性に難がある人にはとても参考になりますが、セカンドショット以降はさらにコントロール性を上げたスイングをしているので、アイアンショットも見どころですよ!

ボールコントロールを重視したコンパクトスイング!

ボールコントロールに重きを置いているので、スイング全体はとてもコンパクト。インパクト時のリリースのタイミングを遅めにしている

次は大西魁斗プロのスイングを解説していきます。

今の若手に多い体主体のスイング

大西選手は岩﨑亜久竜選手とは、正反対のスイングタイプですね。まるで、ワキにタオルを挟んだまま打っているみたい。終始、体が締まっています。多くのアマチュアは、体がゆるんでしまいますが、トップまでに体を締めるとオーバースイングが防げます。なのに、大西選手はトップが大きい。これは柔軟性が高く、可動域も広いがゆえ。まさに若さですね(笑)。

また、体を締めることは、体の入れ替え動作がしやすいメリットがあります。体の位置を入れ替えれば、回る動作だけで打てる。手元から先の操作が減るので安定感が増し、スイングの再現性が高くなります。今の若い選手は大西選手のように、体を回すだけのスイングタイプが多い。体主体のスイングも見てマネるのも上達に役立ちますが、僕ら世代より上の40歳後半以上のゴルファーは、ヘッドを積極的に動かすことも必要。そういった違いを感じたり、学ぶこともできるでしょう。

切り返しでタメが作りやすいトップ

トップで左腕とフェースの向きがほぼ同じになる、フェースオープン気味のトップ。このトップの利点は、切り返しでタメが作りやすいこと。力が溜まり、へッドスピードも速くなる

体を締めてクラブを上げると上体が反ったようなトップになるが、そこから左へと回転し、体の左右を入れ替えて打つスイングはとてもシンプル。手先を操作する感覚がなくなる

いかがでしたか? 注目の若手男子プロ2名のスイングを紹介しました。ぜひ参考にしてみてください。

岩﨑亜久竜
●いわさき・あぐり/1997年生まれ、静岡県出身。181cm、86kg。21年からABEMAツアーに参戦。今季は東建ホームメイトカップで5位、ミズノオープンで10位タイ、BMW日本ツアー選手権森ビルカップで3位など、何度も優勝争いに加わる活躍で初優勝の期待がかかる。フリー。

大西魁斗
●おおにし・かいと/1998年生まれ、愛知県出身。177cm、70kg。21年にプロに転向。今季はISPSHAND A欧州・日本、とりあえず今年は日本トーナメント!2022で4位、ダイヤモンドカップで2位タイ、JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP byサトウ食品2022で2位と好成績を収める。ZOZO所属。

解説=阿河徹
●あが・とおる/1976年生まれ、香川県出身。サンディエゴゴルフアカデミー卒業。アメリカに留学し、最新スイング理論を学び、ツアープロコーチとして多くのプロを指導。現在は、東京都・世田谷区の井山ゴルフ練習場で、アマチュアのレッスンも精力的に行なっている。

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