身長175cmで飛距離270ヤード!馬場咲希のドライバースイングを解説

2022年シーズンのツアーが終了し、選手たちはすでに来季に向かってスタートしている。2023年も活躍が期待され、トーナメントで注目してほしい選手のスイングの“見どころ”をいち早くチェック! 今回は、体もスケールも大きい馬場咲希のスイングを石井良介プロが解説!

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トップクラスの飛距離を放つ馬場咲希

⑤ココまで振り上げても手元の形はアドレスと同じ、⑥手の位置もシャフトの傾きもココがフルトップ!

女子ツアーは22年も20歳前後の若手選手の活躍が目立ちましたが、23年シーズンの注目選手といえば、さらに若い馬場咲希選手でしょう。高校3年生になる歳ですが、推薦で多くの試合に出場するはずです。175センチの長身でかなりスリムな体型をしていますが、体幹は強く、女子ツアーでもトップクラスの飛距離を放つのが見どころのひとつです。

アドレスは、バランスよくスッと立っていて、胴体の肋骨あたりを中心に体をしっかりねじっていく。手は「何もしていない」といっていいほどバックスイングのコックは少なめで、アドレス時の手元の形や両肩と手元を結ぶ三角形を崩さず、クラブを持って構えたときの状態を長くキープしています。

そして、トップは超コンパクトです。トップが小さいとボールを正確にコンタクトしやすくなる。とはいえ、ドライバーでもスリークォーターくらいまでしか上がっていません。それでも飛ぶのは、下半身を動かさず上体だけをねじり、十分なパワーを溜めているからですが、ここからのパワーの解放の仕方が見どころとなります。

いかがでしたか? 今回は石井さんに馬場選手のスイング解説をしてもらいました。

馬場咲希
●ばば・さき/2005年生まれ、東京都出身。175cm。代々木高等学校・2年生。22年は大躍進の年となり、全米女子アマチュアゴルフ選手権では、1985年の服部道子以来、37年ぶりとなる日本人優勝を成し遂げた。国内女子ツアーにも出場し、ベストアマチュアを多数獲得。23年はアマチュアでのレギュラーツアー優勝の期待がかかる。

解説=石井良介
●いしい・りょうすけ/1981年生まれ、神奈川県出身。小誌連載企画のほか、あらゆるメディアで活躍中のPGAティーチングプロ。

写真=田辺安啓、高橋淳司

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