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“3W”で狙う?“アイアン”で刻む?それとも…!?クラブ選択をゴルフコーチが解説!

クラブをもっと上手に使ってスコアアップ! 今回は「クラブ選択」について、鈴木貴之コーチに解説してもらいました。

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Case1 球のつかまりで選ぶドライバーと3Wの二刀流

ドライバーよりもロフトが寝ていて、ヘッド体積が小さく重心距離が短い3Wは、球がつかまりやすく右へのミスが出にくい。右がイヤなら3W、左がイヤならドライバーを選ぼう

右方向へのミスを防ぎたいなら3Wでティーショット

ゴルフというゲームはミスがつきもの。どんな名プレーヤーでもミスショットは避けられませんが、だからこそミスをしてしまってもスコアがまとまるマネジメントが大事なのです。

その方法としてぜひ考えてほしいのが、つねに複数のクラブの選択肢を用意して“二刀流”で臨むこと。クラブが変われば出る球も変わるので攻め方も違ってくる。クラブを利用してスコアメイクをするのです。

たとえばティーショットは、つねにドライバーで打つとは決めつけず、3Wの選択肢を用意しておくと、OBなどの大ミスを防げます。このときの判断基準は飛距離だけではありません。3Wのほうがドライバーよりも球がつかまりやすいし、方向安定性も高いので右方向へのミスが出にくい。こういったクラブの特性を利用して、ハザードやOBを避けるのが二刀流の極意です。

高めのティーアップで半分より左側を狙う

3Wで右方向へのミスをより確実に防ぐには、ティーアップを少し高めにして球のつかまりをよくする。コース全体を左右に二分し、左サイドを狙って打とう

思い切って番手を変えればまったく別の攻め方が見えてくる

UTを小さく振ればバランスが崩れない。大きなミスが防げるし方向性もよくなる

クラブの選択肢を複数用意したいのは、2打目地点でも同様です。とくに傾斜地にボールがある場合などは、アイアン以外の選択肢があると、より確実にグリーンを狙えます。

たとえばグリーン手前にハザードがないなら、UTを使うのも有効です。もちろんUTをフルショットしたら飛びすぎてしまうので、ハーフショットくらいの小さな振り幅でミート重視で打つ。そうすると低いライナーボールでグリーン手前から転がして乗せる攻め方になります。これならば傾斜地でもバランスを崩さずに振れるのでダフリなどの大きなミスになりにくいですし、方向性も出しやすい。

2打目地点ではグリーンまでの距離だけで番手を決めがちですが、クラブを大きく変えることでまったく別の打ち方が候補に上がり、より安全な選択肢が見つかる場合もあります。

球を上げる必要があるなら2番手上げてアイアンで打つ

急傾斜のときはピンを狙っちゃダメ!

手前にハザードがあるならUTでの転がしは使えないが、アイアンのキャリーボールで攻める際も大振りは厳禁。2番手上げてシャープに振ろう

低い球を打って転がして乗せよう

UTを使う場合は、肩から肩くらいのコンパクトなスイングでミートと方向性重視。低いライナー性の球でグリーン手前から転がし乗せるイメージだ

手首の動きを抑えてコンパクトに振り抜こう
ツマ先下がり ヒザの高さを変えずにスイング

球がつかまりにくいぶんやや左を狙い、目線を低めに保って打つ

ヒザを曲げ、重心を落として構えたら、体の上下動を抑えてスイング。ヒザの高さが変わらないように下半身をやわらかく使って回転するのがポイントだ

ツマ先上がり ベルトラインにそって腰をしっかり回す

ベルトの傾きなりに腰を回すイメージでスイングしよう

クラブを短く持って少し上体を起こし気味に構える。アドレス時のベルトラインにそって腰を回してスイング。手首を使わず振りたいので、手打ちにならないように注意!

強風や打ち下ろしなど低い球が有効なときは“直ドラ”も考慮しよう

Choice1 3Wで飛ばす
ハザードがなければできるだけグリーンに近づける

グリーン周りにハザードなどの障害や、左右にOBなどの心配がないときは、3Wをしっかり振って距離をかせぐのが有効。ただし、大振りしすぎたり球を上げようとするとミスしやすいので注意!

Choice2 アイアンで刻む
3打目に得意な距離を残すように計算して打つ

2オンが無理ならアイアンで刻むのも有効。とくに、ライが悪い場合や飛ばすとガードバンカーなどに入る危険性が高い場合は「刻み」を優先。ポイントは3打目に得意な距離を残すことだ

Choice3 直ドラで攻める
強いアゲインストや左NGのときは“直ドラ”が有効!

直ドラは球が高く上がらないが、ときにはそれが利点となる。強いアゲインストや横風でも風の影響を受けにくい。また球がつかまりにくいので左へのミスが出にくい点も長所。ランを長く使って飛ばそう

パー5の2打目では、FWなどで距離をかせぎ、できるだけグリーンに近づく選択肢とアイアンなどで刻む選択肢のほかに、フェアウェイからドライバーを使う「直ドラ」も含めた“三刀流”で考えるのがオススメです。

直ドラは球が上がりにくい反面、ランが出るし風の影響を受けにくい。強風やキツい打ち下ろしなどの場面では、3Wよりも距離が出しやすく、なによりも大きく曲がらず安全に前に運べる可能性が高いのです。

ただし、いきなりコースでトライするのはリスクが大きい。事前に練習しておきましょう。

アイアンはロフトが立っていてバンスが小さいからやさしい

ウエッジ(左)よりもアイアン(右)のほうが、ロフトが立っていてボールを前に飛ばしやすい。またアイアンはバンスが小さいので、薄いライでもソールが跳ねにくい

寄せやすさだけでなくミスしにくさも考えて番手を選ぶ

薄い芝でもアイアンならザックリしない

アプローチでも“二刀流”は大事です。いつもSWやAWしか使わないと、攻め方が限定されてしまいます。できればもう1本、9番アイアンくらいのクラブを持って行きましょう。

9番アイアンでの転がしは、意外に多くの場面で有効です。ピンが奥にある場合などグリーン面が広く使えてランニングアプローチがしやすい場面や、本来なら球を上げたいようなピン位置でも、冬の花道のように芝が薄くてザックリしそうなライやSWではボールの下をくぐってしまいそうなラフなどでは、ロフトの立ったアイアンのほうがミスなく打ちやすいのです。

「SWのほうが寄りそうだ」と思っても、ちょっと立ち止まって「9番アイアンのほうがミスしにくいのでは」と考えてみてください。意外に活用できる場面は多いはずです。

冬の薄芝はとくにアイアンの転がしが便利!
左右均等・等速でパターのように振る

転がすとしても、ボールを右に置きすぎたり上から打ち込むのはNG(×)

9番アイアンで転がすときは、スタンスを狭めてボールの近くに立ち、あまり手首を使わずにパターのように横からボールをヒットしよう。左右均等・等速でスイングするのがポイント

レッスン=鈴木貴之
●すずき・たかゆき/1997年生まれ、千葉県出身。石井忍が主宰する「エースゴルフクラブ」で、一般アマチュアやジュニアゴルファー、プロの卵を指導。シニアツアーで父(プロゴルファー鈴木亨)のキャディを務めることもある。

構成=鈴木康介
写真=田中宏幸
協力=千葉国際カントリークラブ【PGM】

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