吉田優利のスイングを解説!「お腹に力を入れて…」

今月は前半戦に大活躍し、今季の賞金女王候補にあがる3選手をピックアップ! 彼女たちのドライバーのスイングには、アマチュアゴルファーにマネしてほしいテクが詰まってる!

※選手の記録は8月12日現在のもの

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ドローが安定するイントゥ・ストレート軌道

Point 右手を背屈させることでロフトが立ちボール初速が上がる

吉田優利選手は姿勢、体重移動、ヘッド軌道まで、最新版の教科書どおりのスイングをしています。まず、アドレスの姿勢が素晴らしい。しっかりお腹に力が入っているので、アマチュアゴルファーに多い反り腰になっていません。お尻から頭の頂点までが一直線になる理想的な構えです。バックスイングでは腕を使わずに体の回転でクラブを上げているので、ハーフウェイバックではフェースがややシャットになっています。ここでフェースが開いていないことがすごく大切です。

トップでは右ヒジが真下(地面)を向いて、右手首が甲側に曲がっています(❸)。専門用語では「背屈」と呼ばれる動きですが、トップで右手を背屈させると、ダウンスイングからインパクトにかけてボールを強く叩きやすくなります。

Point 腕の動きではなく体を回しているから手元が頭の後ろまでくる

スイング軌道もダウンスイングはややインサイドからヘッドが下りてきて(❹)、インパクトからフォローにかけて(❺、❻)は、ストレート軌道に近い。ドローヒッターにとってはもっとも安定したショットが打てるイントゥ・ストレート軌道になっています。

吉田優利

●よしだ・ゆうり/2000年生まれ、千葉県出身。158cm。ルーキーイヤーの20-21年シーズンにツアー2勝をあげて話題に。今シーズンはワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップで2年ぶりに優勝を果たした。エプソン所属。

解説=真弓伸仁

●まゆみ・のぶひと/1975年生まれ、 神奈川県出身。2009年にUSGTFティーチングプロの資格を取得。現在は東京・三鷹市の東京ゴルフスタジオで活動中。やる気に火をつけ「自主練したい!」と思ってもらえるようなレッスンを心がけている。

写真=ゲーリー小林

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