チーピンのミスを簡単に治す方法!「打つ前にソールを地面につけて…」

寒い季節に出がち! 出るとスコアが崩れてしまう!この冬しっかり直したい!”チーピン病”対策レッスン

【関連記事】「7番アイアンで200ヤードも飛ぶ」ってマジ!?“飛距離”に特化したアイアン4選

「左から左に曲がる」はじつはスライサーに出やすいミス

左に出て左に曲がる引っかけ球、通称「チーピン」はコントロール不能な球でOBになりやすい最悪のミスショット。寒い冬は体の動きが悪くなって、頻発するミスでもあります。

チーピンは左に曲がるので、フック系が持ち球の人のミスだと思われがちですが、カット軌道でフェースがかぶったときにも起こりやすく、じつはスライサーにもよく出ます。

それ以外にもさまざまな要因があるので、まずは自分のチーピンがどのタイプかを知ることが大事。防ぎ方は上の3タイプに分けて解説していきますので、ミスの傾向などを参考にタイプを見極めて対策してください。

【case1 シャフトクロスアンダー型】
ソールを地面に落とすイメージ
“ワンタッチ素振り”でクラブの重さを感じよう

1つめの、シャフトクロスのトップからダウンスイングでシャフトが寝てアンダー( 下か
ら)にクラブが入るタイプのチーピンは、腕と体の同調が崩れ、スイングの最下点がボールより手前にくることで起こります。

ソールで地面を叩くイメージの延長
クラブを上下方向に動かし、ソール面で地面を叩くイメージ。
これに体の回転を加えてスイングしよう

このタイプの人がコースでチーピンが出はじめたら、ドライバーのソールを地面にワンタッチさせる素振りが有効。スイングの最下点がイメージでき、クラブが下から入りにくくなります。ソール面で地面を叩くようなイメージで腕を上下方向に振りましょう。

根治を目指すなら、腕と体の動きを分解した素振りで、腕と体の同調性を高める練習がオススメ。腕を動かしてから体を回す動きの順番を意識してスイングするのがポイントです。

練習場ではコレで修正!「分解素振り」で腕と体の同調性アップ

【バックスイング】クラブを担ぎ上げてから体を回す

アドレスからクラブを右肩に担ぐように手元を持ち上げてから、そのまま上体を右に回してトップを作る

【ダウンスイング】体を開く前に腕を下ろしてから回転

トップから体の向きはそのままに腕だけ伸ばしてシャフトが地面と水平になる位置まで下げ、そこから体を回して振り切る

いかがでしたか? チーピンをなくすために練習してみてくださいね。

レッスン=アッキー永井

●ながい・あきふみ(永井研史)/1987年生まれ、神奈川県出身。“アッキー〞の愛称で親しまれている人気コーチ。人体解剖学や物理学の視点を取り入れたわかりやすいレッスンに定評がある。

構成=鈴木康介
写真=田中宏幸
協力=千葉セントラルゴルフクラブ

【あわせて読みたい】

“ロブショット” の論理的な打ち方とは…?ゴルフ研究者が徹底解説!

畑岡奈紗の“飛距離を伸ばす秘訣”は?「ジャンプするような動きで…」と解説

“転がし”の正しいインパクトはどっち?「ヘッドを低い位置に収めつつ…」

関連記事一覧