アプローチの球筋を簡単に操る!プロもやってる“2つのワザ”をレッスン

狙ったところに打つコツ、気になりませんか? 今回、球筋が自由自在になるコツを小泉正樹さんに教えてもらいました!

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2つのテクニックでさまざまな状況に対応できる便利ワザ

フックやスライスといった球筋の打ち分けは、長い距離を打つショットの場合にだけ関係してくると考えている人が多いと思いますが、じつはアプローチの場面でも非常に有効なテクニックになります。フックやスライスといった弾道は、アプローチでは球が曲がることよりも球の高さやスピンのかかり方に影響を及ぼします。

具体的には、フックはランニングアプローチやピッチ&ランなど低めに出てランが出やすく、スライスはピッチショットやロブショットなど高く打ち出してスピンも多めに入ります。実際にはフックとスライスを主に球の高さの打ち分けとして活用するのですが、弾道から先にイメージを作ることで「球を上げるにはボール位置はここで、スイング軌道はこう」というように、打ち方をマニュアル的に考えるのではなく、「ちょっと上げたいから少しスライスのイメージで打とう」といった、構えやクラブの振り方、弾道などをセットでイメージできるようになるのでとてもシンプル!

このテクニックはショットのように、実際に球を曲げることではなく、スイングや球筋のイメージを作ることが目的なので、技術的にも難しくありません。それでいて2つの基本だけでさまざまな状況に対応できるので、ぜひ身につけてほしいテクニックです。

実践力アップ! 寄せワンが増える!


高い弾道で球が止まるスライス系のアプローチは、ロフトが増えて打ち出し角が高くなりスピン量も多くなる。高く上がって止まる球が打てる。
低く打ち出してランが出やすいフック系のアプローチは低く打ち出してランを出しやすいので、ランニングアプローチやピッチ&ランのイメージ。

いかがでしたか? 上手にコントロールできるようになって、スコアアップを目指しましょう!

レッスン=小泉正樹
●こいずみ・まさき/1995年生まれ、千葉県出身。千葉県ジュニアや千葉県アマのタイトルを獲得し、17年プロ入り。昨年はQTファイナルまで進出。今季はABEMAツアーを主戦場にレギュラーツアーにも出場。フリー。

構成=鈴木康介 写真=田中宏幸
協力=日神グループ 平川CC

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