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マキロイと同郷!“世界アマ1位”を「135週キープ」した女子プロとは?

ニュースだけじゃ伝わらない米女子ツアー選手たちの魅力を毎月、現地からレポートします!

今月は、22年LGPAドライブオン選手権で優勝、21年の東京五輪にも出場したレオナ・マグワイア選手をレポート。

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プレーの質を引き上げる強いメンタルと対応力

プロ転向する前、レオナ・マグワイアは、2015年5月から135週間、世界アマチュアランキング1位(以下、世界アマ1位)をキープし続けた。これは史上最長記録である。

同ランクは2011年から始まり、初代1位は現在ゴルフ中継局のレポーターとして活躍する片平光紀さん。当時、片平さんはアメリカの大学のゴルフ部に所属。大学の試合で結果を出したことがランキングに反映された。「記録として残りますし、プロになる前から取材されたり、まわりから注目される経験を積めるのはよいことでした」と片平さんは振り返る。

だが、プロゴルファーとはかなりの実力差を感じたという。「まずコースの距離が違います。アメリカの大学の試合では平均約6000ヤード前後と短いから、飛ばない選手でもバーディチャンスにつけてスコアを出しやすいんです。また大学の試合は決まったコースで開催され、連戦もありません。米ツアーは毎週のように転戦し、ティーオフも早朝だったり、午後だったりと対応力が求められます」。

プロの壁は高いが、マグワイアは今年2月「LPGAドライブオン選手権」を制した。歴代の世界アマ1位は18名。そのうちプロ転向後、米ツアーで優勝したのはマグワイアを含む5名のみである。現地で同試合を見た片平さんが、マグワイアを讃える。

「最終日の16番パー4。3日目までとは違う風向きの強いフォローが吹くなかで、ティーショットは狭いフェアウェイをとらえ、微妙な距離のバーディパットも決めていた。メンタルと対応力が見事でしたね」。

同郷のローリー・マキロイ。マグワイアも世界ランク1位に輝いた彼に続けるか

己の世界に集中し、ポーカーフェイスでプレーするマグワイア自身も「16番が大きかった」と試合後に笑顔を見せた。マグワイアは世界トップレベルのパッティングに加え、ショットの精度を毎年上げてきている。同郷の男子プロのローリー・マキロイは、アマチュアとプロの両方で世界ランク1位になっている。さあ、マキロイに続けるか。

Leona Maguire / Ireland

●レオナ・マグワイア/1994年生まれ、アイルランド出身。22年「L PGAドライブオン選手権」で優勝。16年のリオデジャネイロオリンピックに続き、21年の東京五輪にも出場した。

写真=南しずか
●みなみ・しずか/東京都出身。2009年より米女子ゴルフツアーを取材。ゴルフ雑誌や「ナンバー」「SportsIllustrated」などスポーツ誌に写真を提供。

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