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アイアンは「コンボセット」がオススメ!“寛容性”と“操作性”を両立できる

10年振りにニューアイアンを買う人、必見! クラブのなかでもっとも買い替えないアイアン。買い替えどきはいつで、何にしたらいいかをカノマタが徹底解説!

最近は2モデルのアイアンを組み合わせるツアープロが増えてきたが、鹿又はアマチュアこそ「コンボセット」のメリットが大きいと語る。そのワケとは…?

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「ロフトピッチのズレ」を解決する「コンボセット」

「アイアンを単品購入できるピンと、異なるモデルでも同じロフト角にそろえているフォーティーンは、コンボセットを組みやすいです」(鹿又)

近ごろは、PGAツアーでもミドルアイアンはちょっとやさしめの中空アイアンにして、ショートアイアンはバリバリのマッスルバックにする選手が多い。その理由は、ミドルアイアンはミスの寛容性を重視して、ショートアイアンには操作性のよさを求めるからです。これは、ミドルアイアンが苦手なアマチュアにもメリットが大きいですね。

ただし、現実問題としてアイアンは5、6本セットで購入するので、コンボセットにするのは難しいし、2つのアイアンセットを組み合わせようとすると「ロフトピッチがズレる」という問題もあります。それを解決してくれるのが、ピンとフォーティーンです。

ピンは単品購入が基本なので、5番から7番までを「i525」にして、8番からPWを「i59」にすることが可能。またフォーティーンは「TB-5」「TB-7」、さらには「IF-700フォージド」というアイアンまで、ロフト角は同じ。その3モデルを組み合わせても、ロフトピッチがそろったコンボセットを作れます。

「コンボセット」にオススメの4モデル

ピン
i525:ミドルアイアンのつかまりがよく高弾道

ロフト29度

ブレード形状だが「i59」と比較すると弾道が高く、ミスヒットにも強い。5、6番アイアンは、適度にオフセットがあるグースネックになっているので球のつかまりがいい。

SPEC●素材/マレージング鋼C300(フェース)、17-4ステンレススチール(ボディ)●シャフト/N.S.PRO950GH neo、N.S.PRO モーダス3 ツアー105など●価格/2万8600円~(単品・3I-UW)

フォーティーン
TB-5 フォージド:発売から1年半経過もいまだに人気!

ロフト30度

本格派の軟鉄鍛造アイアンでありながら、バックフェースのシアターブレード構造によってミスヒットに強い。発売から1年半以上経過しても人気のあるロングセラーアイアンだ。

SPEC●素材/S20C 軟鉄(フェース、ボディ)●シャフト/FS-90iスチール、FT-70iカーボン●価格/12万1000円~(5本セット・6I-PW)

ピン
i59:ツアープロ好みの顔と操作性!

ロフト34度

マッスルバック形状で、ツアープロ好みの美顔と操作性のよさを兼ね備えたアイアン。決してやさしいアイアンではないが、9番やPWはアマチュアでも十分に使いこなせる。

SPEC●素材/17-4ステンレススチール(フェース)、ADC12(インサート)、1025カーボン(ボディ)●シャフト/N.S.PRO 950GH neo、N.S. PROモーダス3 ツアー105など●価格/3万8500円~(単品・3I-PW)

フォーティーン
TB-7 フォージド:「TB-5」よりも小ぶりで打感を向上!

ロフト30度

今年4月に発売された「TB-7」は「TB-5」よりも小ぶりなヘッドサイズで、打感がさらによくなっている。よりシャープな顔や形状でも、ロフト設定は全番手「TB-5」と同じ。

SPEC●素材/S20C軟鉄(フェース、ボディ)●シャフト/N.S. PROモーダス3 ツアー105、FS-90iスチール、FT-70iカーボン●価格/13万2000円~(5本セット・6I-PW)

いかがでしたか? 皆さんもこの記事を参考にコンボセットを作ってみましょう!

試打・解説=鹿又芳典
●かのまた・よしのり/多くのゴルフメディアで活躍する人気クラブコーディネーター。現役ツアープロのクラブ調整やサポートだけでなく、ジュニアゴルファーの育成にも注力している。

構成=野中真一
写真=相田克己
協力=ジャパンゴルフスクール

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