「再現性が高い」青木瀬令奈のスイングは“シニアや体が硬い人”もマネしやすい!

今季、序盤で早速優勝をはたし、最高のスタートを切った女子プロ3選手のスイングをピックアップ。オーバースイングなどは、悪い例としてあげられるが、じつは形や動き次第で、長所になるのです!

今回は青木瀬令奈プロのスイングを解説していきましょう。

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【Point❶】 捻転差よりも腰と胸を同じくらい回すことを意識する

青木選手はフェアウェイキープ率が高く、とにかく曲がらない選手。スイングの特徴は、バックスイングで、腰と胸(肩)が一緒に回っていることです(Point❶)。これはよく「右向け右のスイング」といわれ、上半身と下半身は捻転差を広げたほうが飛ばせるので、飛距離が出にくい悪い例としてあげられることもあります。

【Point❷】遠心力を利用してクラブを放り投げるイメージで振る

しかし、安定感は高く、トップから腰を回しやすいので下半身リードで切り返せるのも長所のひとつ。体に無理がないスイングなので、何歳になってもマネしやすいのもメリットです。バックスイングに加えて、フォローにも安定感を出す秘けつがあります。無理矢理クラブを振るのではなく、遠心力を活かしてクラブが行きたい方向に動かして(Point❷)、まるでクラブをターゲット方向に放り投げるように振り切っています。フォロースルーの形はバックスイングで決まるので、スイング全体がきれいになる。とても再現性の高いスイングですね。

いかがでしたか? 青木プロのスイングをぜひマネてみてください!

青木瀬令奈

●あおき・せれな/1993年生まれ、群馬県出身。153cm。今シーズンは開幕戦のダイキンオーキッドレディスは9位タイ。3戦目のTポイント×ENEOSゴルフトーナメントで優勝。リシャール・ミル所属。

解説=赤坂友昭

●あかさか・ともあき/1985年生まれ、福岡県出身。選手として活動後、ゴルフコーチに転向。クラブ力学、物理学、運動力学を日々追求しながら、東京・三鷹市の東京ゴルフスタジオや新宿のトータルゴルフフィットネスにて、プロ、アマチュア、ジュニアなどのレッスン活動を行なっている。

写真=相田克己、小林司、田中宏幸

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