• HOME
  • ブログ
  • ギア
  • ウェッジは3本?4本が正解…!? 山下美夢有、中島啓太のセットを紹介

ウェッジは3本?4本が正解…!? 山下美夢有、中島啓太のセットを紹介

56、58、60度何度を選ぶ?3本、4本何本入れる?「上から選ぶか」「下から選ぶか」がポイント!

アイアンのセットではなく、単品ウエッジを買うのが主流の今、ロフトは何度のウエッジを選び、何本セットにすればいいのかを、鹿又芳典が指南する!

※選手の使用ウエッジは、変更になっている場合があります

【関連記事】7番ウッドを選ぶ時の「4つのポイント」!最新15モデルを試打解説

女子が58度で男子が60度の理由とは?

ウエッジのセッティングがスコアに影響するのはアマチュアだけでなく、ツアープロも同じです。なので、ツアープロのウエッジセットはすごく参考になります。

ツアープロの選び方は2通りあって、女子プロに多いのはPWの次の番手から選ぶパターン。女子プロの使用アイアンだと、PWのロフトは44度前後が多いので、次の番手としては48度、その下が52度、そして最後が58度という組み合わせが王道です。

男子プロは60度を使う選手が増えましたが、それは試合のグリーンが速くて固いので、60度でスピンをかけないと寄せられない状況があるからです。そのため60度を選んでから順番にロフトを選んでPWにつなげていきます。

この2パターンはどちらも正解ですが、どちらを選択したほうがよいかについては、次回から詳しく解説していきます。

パターン1 上(PWの次)から選ぶ

山下美夢有

クリーブランド RTX ZIPCORE

昨年の年間女王・山下は「スリクソンZX5 MKⅡ」のPWが44度なので、次のウエッジは4度ピッチで48度にしている

川﨑春花

キャロウェイ ジョーズ ロゥ

クラブ契約フリーの川﨑はスピン性能が高い「ジョーズ ロゥ」を使用。58度だけローバンスを選択している

渡邊彩香

ブリヂストン BRM

渡邊は、48度はフラット系、54度はミッドバンス、58度は三日月系という3タイプのソールを使い分けている

金田久美子

フォーティーン RM4

ジュニア時代からフォーティーンのウエッジを愛用。昨年の優勝時もこのウエッジで勝利を手にした

パターン2 下(60度)から選ぶ

星野陸也

クリーブランド RTX3 V-MG

かつては50度と58度の2本セットだったが、2022年以降は60度を追加し3本セットに変更した

中島啓太

テーラーメイド ミルドグラインド3

中島はPGAツアーで流行の組み合わせ。アイアンセットのPWを抜いて、46度から4本セットにしている

岩﨑亜久竜

タイトリスト ボーケイ SM9

「SM9」の3本セットだが、56度のロフトを1度立てて、50度、55度、60度の5度ピッチにしている

河本 力

キャロウェイ ジョーズ ロゥ/ジョーズ

PWを抜いている河本は、48度と54度はノーメッキの「ジョーズ ロゥ」で、60度だけソール幅が狭い「ジョーズ」にしている

また、別日にはウエッジについてもレッスンしてくれました。

最近のPWは飛ぶので6度ピッチは厳しい

「上から選ぶ」が王道パターン

2通りあるウエッジの選び方で、王道といえるのはPWを基準にして次のロフトを決める「上から選ぶ」パターン。この選び方の基準となるのは、フルショットの飛距離です。たとえばPWが44度で120ヤードくらい飛ぶ場合、次のウエッジは48度で100ヤードくらいを打つのが理想。そこから4度ピッチで52度、56度と組み合わせるのがいいですね。

かつて、ウエッジのロフトは4から6度ピッチといわれていましたが、最近はアイアンが飛ぶようになってきた影響でPWも昔より飛ぶようになりました。だからPWと次のウエッジのロフトの差が6度ピッチになると、飛距離の差が大きくなりすぎてしまう。「上から選ぶ」パターンでは、4度ピッチで組み立てるのがオススメなのです。

ウエッジを3本にするか4本にするかは、PWのロフトが1つの目安になります。PWが44度以下ならウエッジは4本、46度以上なら3本にして、飛距離差を大きくあけないセッティングがいいでしょう。

「PWが120ヤードなら、次の1本は100ヤード打てるロフトを選ぶ」
飛距離を基準に「上から選ぶ」ときは、最大飛距離を打ったときの弾道の最高到達点と落下角度をチェックすると、何度のロフトを選べばいいのか決めやすい

単品ウエッジは同じロフトでもアイアンセットのAW・SWより飛ばない

アイアンセットのPW(46度前後)やAW(50度前後)と同じロフトの単品ウエッジを比較すると、クラブの設計上、単品ウエッジのほうが飛距離は出ない

アイアンの顔のサイズに近いウエッジを選ぶ

アイアンに比べて極端に小さい単品ウエッジを選ぶと、アドレスしたときに難しく感じてしまうので、アイアンの顔やサイズに近いモデルを選ぼう

飛び系アイアンならウエッジ4本がオススメ

飛び系アイアンのPWは44度以下なので、飛距離差が大きくあかないようにするには48、52、56、60度と4度ピッチの4本セットが好ましい(青丸①~④)。ツアーモデル系のPWは46度前後が多いで、50、54、58度の3本セット(白丸①~③)がオススメ

また、別日にはロフトの度を解説してくれました。

52度と56度が違うモデルでもOK

中・上級者は「下の番手から選ぶ」でスコアアップ!

多くの男子プロが60度を入れているように、一番ロフトが寝ているウエッジから決める「下から選ぶ」パターンもアリ。私自身も60度から選んでいます。下から選ぶパターンは、ロフトが大きく寝たウエッジを使いたい場面が多いプレーヤー向きです。私の場合、グリーンまわりからニアサイドのピンに寄せたいとき、58度よりもイメージどおりの「寄る球」が打てるし、結果もいいから60度を入れています。そこから55、50度と5度ピッチでPWにつなげています。

このロフトの選び方は最大飛距離で選んでいるのではなく、各ロフトのスピン量やアプローチでの球の高さを基準にしています。60度はスピン系の低い球やロブショット、55度は高めのアプローチ、52度はピッチ&ランと、状況に合わせて寄る球筋を打ち分けたいプレーヤーに向いています。飛距離で選ぶなら同一ブランドでそろえてもいいですが、1本1本に役割をもたせるなら、違うブランドやモデルでも問題ありません。

飛距離の打ち分けよりスピンや高さを基準にする

鹿又がリアルに使用中のウエッジセットがコレ!

鹿又のウエッジはロフトピッチが5度刻みになるように、51度と56度は「1度立てて」使用している

バンカーが苦手ならバンカーで使う1本から選ぶ

バンカーが苦手な人は、バンカー用のウエッジを入れるのもアリ。1発で出しやすいバンスやロフトが寝ているウエッジを選ぼう

10年前より大きく進化!最近の60度は武器になる!

10年前の60度はバンスが少なかったので難しかったが、最近はきちんとバンスがついてやさしさがアップ。ポッコンなどのミスが出にくくなった

いかがでしたか? 鹿又さんや男子プロのように60度からウエッジセットを選ぶのもおすすめです。

試打・解説=鹿又芳典

●かのまた・よしのり/多くのゴルフメディアで活躍する人気クラブコーディネーター。現役ツアープロのクラブ調整やサポートだけでなく、ジュニアゴルファーの育成にも注力している。

構成=野中真一
写真=相田克己、ゲーリー小林、小林 司
協力=ジャパンゴルフスクール、キャロウェイゴルフ

【あわせて読みたい】

「天使か」西村優菜、“かわいすぎる”ウェア姿を披露!ファンから称賛の声集まる

7番ウッドを選ぶ時の「4つのポイント」!最新15モデルを試打解説

「7番アイアンで200ヤードも飛ぶ」ってマジ!?“飛距離”に特化したアイアン4選

関連記事一覧