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米ツアー24年シーズンの出場権は誰に?期待の日本人選手の戦績を紹介!

来季の出場権をかけた米男女ツアーのQTが行なわれ、日本人選手は男女5人が出場。

その結果に突撃!

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24年米ツアーで戦う日本人選手の新しい顔ぶれ

PGAツアー・コーンフェリーツアー
ルートは違えど、中島も小平も1年かけてPGAツアー参戦という最終ゴールを目指す

米ツアー24年シーズンの出場権をかけて争うQT(最終予選会)は、女子は23年11月30日から12月5日に計6ラウンド、男子は12月14日から17日に計4ラウンドで行なわれた。男女とも雨天中止の日があり、日程が延びる長丁場となったが、日本からは賞金王を獲得した中島啓太と小平智が。女子は、西郷真央、吉田優利、馬場咲希の3人が出場した。

男子のQTは、ここ10年はコーンフェリーツアー(下部ツアー)のみの出場優先順位を決めるための競技だったが、今回は上位5位タイまでにPGAツアーのフルシードが与えられることに。女子は今回も上位20位タイまでに入るとフルシード権を手にすることができるが、22年までの4ラウンド×2週の計8ラウンド(予選落ちなし)から、4ラウンド終了後に予選カットが取り入れられての計6ラウンドに変更された。

結果は、中島啓太は2ラウンド終了時点で6位タイにつけるも、残り2日間で大きく順位を落として敗退。しかし、日本ツアーの賞金王となったことでDPワールドツアー(欧州ツアー)の出場権を得ており、昨年、久常涼が達成したDPツアーからPGAツアーというルートを見据え、ヨーロッパルートで「松山英樹さんのプレーするPGAツアーを目指す」と語った。

また、23年シーズンの賞金ランキングは153位で、150位までに与えられる準シードも逃してしまった小平智は、復活を目指して出場。最終日は終盤に5位タイまで順位を揚げたものの、ラスト2ホールでバーディパットがカップに嫌われ、1打差の6位タイという、本当にあと1歩足りずにPGAツアーの出場権を獲得できなかった。

しかし、シーズン後半に好調なゴルフができた明るい材料を得て「来年はコーンフェリー(下部ツアー)に出て、PGAツアーを目指します」と、すぐさま気持ちを切り替えていた。

一方、女子のQTは、第2ステージから勝ち上がってきた馬場咲希が、4ラウンド目の最終ホールを「ボギーなら予選落ち」という危機でパーをセーブし、予選を通過して笑顔を見せたが、残りの2ラウンドで順位を大きく上げることができず、フルシード権には手が届かなかった。

しかし、下部ツアーであるエプソンツアーの出場権は得たため、日本のツアーと両にらみで24年のスケジュールを考えている。どちらを主戦場にするかはチームで話し合って決めるとのことだが、本人の目にはアメリカでのプレーが大きく写っているようだ。

LPGAツアー・エプソンツアー
西郷は2位タイ、吉田は7位タイと上位でLPGAツアーの出場権を獲得。
馬場はフルシード権は逃してしまったが、下部ツアーのエプソンツアーの出場権は得た

フルシード権を得たのは、2位タイの西郷真央と7位タイに入った吉田優利。昨年は好不調の大きな波を経験した西郷だが、今回は危なげないプレーで。吉田も安定したプレーを展開して、LPGAツアー選手の仲間入りを果たした。

これで来季は畑岡奈紗、笹生優花、古江彩佳、西村優菜、勝みなみ、渋野日向子の6人に加え、TOTOジャパンクラシックで優勝した稲見萌寧も米ツアー参戦を表明。合計9人の日本人選手が参戦することになる。

日本人選手が増えた今年の米ツアーは、男女とも目が離させない。

いかがでしたか? 各選手の活躍を応援していきましょう!

フォトグラファー 田辺安啓(通称JJ)
●たなべ・やすひろ/1972年生まれ、福井県出身。ニューヨーク在住。ウェストバージニア大学卒業後、ゴルフコース、テレビ局勤務を経験し、ゴルフを専門とするフォトグラファーに転身。ツアーのみならず、コースやゴルフ業界全般に関わる取材も行なっている。

取材・写真=田辺安啓 
TEXT & PHOTO Yasuhiro JJ TANABE

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