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原英莉花のインパクトの形を解説!長いインパクトゾーンを作る秘訣とは…!
JLPGAツアー「日本女子オープンゴルフ選手権」の大会最終日が10月1日に行われ、首位でスタートした原英莉花が通算15アンダーで逃げ切って優勝を果たしました。
そんな原英莉花プロのインパクトの写真を見てみましょう。その1枚に隠された上達のヒントをすぐれた観察眼をもつ横田英治が解説します。
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青木瀬令奈 3大チェックポイントは「左足、右ヒジ、頭」!
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まずは、インパクトで見てほしいポイントを紹介します。「左足、右ヒジ、頭」の3カ所、「左足は体重がしっかり乗っているか」「右ヒジは体の近くにあるか」「頭は右に残っているか」を見てください。これらができていると、下半身は先行して開いても胸は開かない。ボールを強く押せる形ができるので、この3大ポイントはマストでチェックしましょう。
山下美夢有 全身でボールを打っている
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写真だけを見て「この子、完璧だわ!」と声を上げたインパクト。前出の3大ポイントを含めて非の打ちどころがありません。パワーを解放し、ボールに強く伝えるだけでなく、力が凝縮されたゴム毬のような全が、ひとつの塊としてボールに向かっている印象を受けます。実際は胴体から手足がはえてクラブを持っていますが、ひと塊で動くスイングは精度も高い。選手名を聞いて「年間女王を獲るわけだわ」と納得しました。
馬場咲希 ポテンシャルが高いなら全部を出し切る必要はない
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右ヒジが体から少し離れているなどやや粗削りな部分もありますが、まだ高校生なんですよね。成長途中、発展途上で、今以上に飛距離も精度も上がる可能性は大です。馬場選手のようにツアートップクラスの恵まれた体格をもった選手は、小柄な山下選手ほど理想形にしなくても長身や筋力で補えるので、現状ではこれがベストなのかもしれません。ポテンシャルが高い人は、すべてを出し切ってしまうと逆にスイングが悪くなる。みなさんもそんな心当たりがありませんか?
原英莉花 低く長いインパクトゾーンは左ワキの締まりも大事
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ヘッドはインパクト後でもこの位置。低く長いインパクトゾーンでボールをとらえています。これは、左ワキが締まっていないとできない形ですね。少し右ツマ先に体重がかかりすぎているので、もっと左足に乗っていけるといいですが、原選手は170センチを超える長身に長い手足と、体格のよさは折り紙つき。馬場選手と同様に、すべてを理想形にしないほうが好結果も成績も出せる、という見方もできます。
2023 Impact Collection
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いかがでしたか? 自分のインパクトと見比べてぜひ参考にしてみてください。
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解説=横田英治
●よこた・えいじ/1971年生まれ、広島県出身。96年プロ入り後、卓越した知識と経験を活かし指導者の道を進む。多数のメディアにも出演し、現在は千葉県千葉市の「クラブハウス」の代表を務め、岸部桃子らツアープロやプロの卵、アマチュアを指導。
写真=ゲーリー小林
取材トーナメント=ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ
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