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【必見】ウェッジ選びの“3ステップ”とは?現役ツアープロが解説!

クラブでアプローチの苦手意識を克服できるのか?

若手の現役ツアープロに「コースでやさしく打てる」ウエッジの選び方を指南してもらった。

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プロでも苦手なアプローチはウエッジで解決

齋藤 私はザックリやトップが多いのですが、それをウエッジで解決することって可能なのでしょうか?

岡村 もちろんです。じつは私もアプローチが一番苦手だったのですが、自分に合ったウエッジを使うことでカバーしてます。

「私もアプローチが苦手だったのでウエッジに助けてもらっています」(岡村)

齋藤 えっ、プロも苦手だったんですか⁉

岡村 私の場合、フェースを開いて打つときに打点がバラついたり、手前の芝を噛んでしまって距離感が合わないミスが多かったです。

「とにかくザックリしないウエッジがほしい!」(齋藤)

齋藤 私はあまり難しい打ち方はしません。スクエアに構えて普通に打つだけなのに、ザックリとトップが多いです。

岡村 アマチュアゴルファーの典型的なミスですね。それを解消するウエッジ選びのポイントは3つありますので、順番に紹介していきましょう!

【Point①】ソール幅の広さは必須!バンカー、薄芝にも強い!

ソール幅を計測すると、狭いウエッジは20ミリ前後で、広いウエッジは30ミリを超えていて、1.5倍以上も違っていた

最新の人気ウエッジのソール幅を分類すると「狭い」「中間」「広い」の3タイプにわけられますが、ダフリとザックリのミスをカバーしてくれるのが広いタイプです。私も、ちょっとダフリ癖があるので、ツアープロのなかでもソール幅が広いモデルを愛用しています。

「確かにソール幅が広いとインパクトからフォローでソールがすべる感覚があります」(齋藤)

ソール幅が広いと、ボールの手前にヘッドが当たってもヘッドが刺さらずにソールがすべってくれる。とくに薄芝や花道では、その効果がはっきり出ると思います。またソール幅が広いウエッジは、バンカーでも砂に潜りすぎないので簡単に脱出できるのも利点です。

【Point②】フェースを開かないならハイバンスがやさしい

齋藤さんの打ち方を見ると、フェースを開かずボールを右足寄りにセットして構えていました。そんなタイプはハイバンスが向いています。

右足寄りのボール位置でスクエアに構えるならハイバンスでOK
ボールを右足寄りにしてハンドファーストに構えるなら、ハイバンスのほうがやさしく打てる

ちなみにバンスというのは、わかりやすく説明するとソールの出っ張り。ハイバンスだと出っ張りが大きいので、ヘッドが地面に刺さらないからダフリにくい。また、バンスが大きいとハンドファーストに構えてもバンスを効かせることができます。

ローバンスはフェースを開いても”すわり”がいい

一方のローバンスは、フェースを開いてもソールが地面から浮かないように構えられる。シャフトをストレートに近い角度で構える人に向いています。

【Point③】ザックリしないのはグースネック!

「グースネックでワイドソールになっているウエッジは、ザックリ対策としては最強の組み合わせです」(岡村)

ソール幅が広いウエッジを選ぶだけで、ザックリやダフリの対策になりますが、それでもヘッドが刺さってしまう重度のザックリ癖がある人にはグースネックがオススメです。

グースネックはソール部分がシャフトより後方にあるので、ザックリしていたタイミングや入射角でもセーフになることがあります。

ストレートネックの利点は、目標に向いてフェースをセットしやすいことです。方向性や距離感の精度を上げたいと思うなら、ストレートネックを選んでください。

いかがでしたか? アプローチが苦手な方は、今回のレッスンを参考に、まずはウエッジを見直してみましょう。

試打・解説=岡村 了

●おかむら・りょう/1996年生まれ、福岡県出身。170cm、70kg。名門・東北福祉大学ゴルフ部でキャプテンを務め、卒業後にプロ転向。今年3月の「THE OKINAWA OPEN」でプロ初優勝を飾った若手のホープ。平川CC所属。

アマチュア代表=齋藤 俊さん

●さいとう・しゅん/57歳。本格的にゴルフをするようになって26年目。スコアは安定したショットで80前半も出すが、アプローチのミスで崩れてしまうことが悩み。ウエッジの買い替えも検討中で、この企画に奮って参加。

写真=相田克己
協力=日神グループ 平川CC

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