平均320ヤード…!? 河本力がスイングを自己分析！「飛ばしのポイントは…」

プロが自分のスイングの秘密を語るこの企画。

今回は河本力プロに自身のスイング写真を見てもらってどこに気をつけて振っているのかを解説してもらった。

上半身がやわらかいため振り遅れないよう意識

思ったよりもうまくスイングができているなと思いました。後方からの連続写真はほぼ完璧です(笑)。

普段、僕は自分の体からクラブを離さないことを意識してスイングしています。肩甲骨などの上半身の筋肉がすごくやわらかいので、クラブが体から外れやすい。そうすると体がインパクトを迎えたときにクラブが遅れて入ってしまい、フェースの向きがバラバラになってしまうことがあります。

なので、アドレスからフィニッシュまでずっと腹筋に力を入れて、上半身が下半身の回転についてくるようにしています。

僕はドライバーは飛ぶほうなので、今は方向性しか気にしていないです。思い切り振ったら曲がるのはしょうがないことですが、少しでも方向性が安定するように意識して練習しています。

方向性アップのためにも、インパクトでできるだけ手元を低く入れていきたい。気をつけているのは、インパクト前に股関節が前（ターゲット方向ではなく、体の正面）に出てしまうことです。手元の通り道がなくなってしまい、振り遅れなどの原因になりますからね。

今は４割くらいの力なら思ったとおりの球が打てるんですが、７、８割の力で方向性をコントロールしつつ３３０ヤードくらい飛ばせるようになるのが目標です！

「ダウンスイングで右ヒザが内側に入るのは直したいです。インパクト後を見ると右ヒザがピンと伸びているので、地面を蹴れているということなんですが、内に入らずに蹴れたらもっとパワーを出すことができます。

内に入る動きがあると上半身が右に傾いてしまう。そうすると蹴り上げるときにお尻の大きな筋肉ではなく、その下の筋肉を使って地面を蹴り上げようとするので、最大限の力が発揮できません」（河本）

いかがでしたか？　河本プロのスイングを参考に、理想のスイングを手に入れましょう。

解説=河本力

●かわもと・りき／2000年生まれ、愛媛県出身。183cm、86kg。昨年10月にAbema TVツアーのTIチャレンジ in 東条の森で、アマチュア優勝を果たし、12月にプロ転向。開幕戦の東建ホームメイトカップでは7位に入った大注目の若手プロ。姉は女子プロゴルファーの河本結。フリー。

写真=ゲーリー小林